中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

フォレスト・アドベンチャーに行く

2010-04-10 12:30:03 | アウトドア・スポーツ
 子供の春休みを利用して、前々から「行きたい!」と家族(ボクだけかも知れないけど…?)で盛り上がっていたアウトドア・アクティビティの「フォレスト・アドベンチャー」 http://www.foret-aventure.jp/

                   
                   

にチャレンジしてきた。

 フォレスト・アドベンチャーとは、専用のハーネス(命綱)を着用して、樹から樹へ空中を移動していく、フランス生まれの森林冒険施設。言うなれば、森の中で約2時間ほどのターザン生活が体験できる施設なのだ。
 ボクがこの施設を初めて知ったのは2007年の春頃だったが、当初は山梨県内の富士山近隣にしかなかったので、関西在住者のボクら家族にとっては、簡単にヒョイッと行ける距離ではなかった。そして「いずれ山梨キャンプのついでにでも…。」と思っているうちに行きそびれてしまい、時間だけがドンドン経っていった。
 しかし、その間にフォレスト・アドベンチャーは全国展開を開始しており、今春の時点で全国に7+1(関連施設)にもなっている。モチロン関西にも進出していて、その施設は奈良県の山添村にある。

 先日、ようやく時間等の条件が整ったので、奈良県の山添村へと向かった。我が家のある西宮からだと、西名阪自動車道から名阪国道へと進んで行く、1時間チョイの道のりだ。更には施設の最寄りインターである、神野口インターを降りてから2~3分程度で到着するので、アプローチは楽々だった。

 早速、受付を済ませて、コースへと向かったが途中に見える光景に

                   

我々一家は大興奮!。
 谷では既に施設を楽しむ人達の歓声が「ワー・ワー!」「キャー・キャー」と、こだましている。

 スタート地点に到着すると、スタッフがハーネス類を装着してくれる。(と言うか、自分で装着は不可)そしてカラビナ類とローラーの取扱法の講習が始まる。

                   

 その取扱と手順を覚えたら実際に模擬コース上でテストを受け、

                     

それに合格しないと本コースには出られないようになっている。
 安全のため、コース上ではハーネスに取り付けられているカラビナやローラーが必ず一ヶ所安全索に掛かっている状態になるように工夫されているので、講習内容を守る限り、万が一、足を踏み外しても落ちることはないので、家族連れでも安心して遊ぶことが出来る。

 家族3人とも無事に合格したので、早速本コースへと向かう。

 コースにはフィールド・アスレチックでお馴染みの、綱渡り系や踏み板を飛び越えて行くモノ

                   

や、ココ独自のローラーを使って滑り降りてゆくモノ

                     

などがあるが、その全てが高い位置にあり、地上高が目測で20m近いところ

                      

もあるから、スリルは満点だ。そんなコースをクリアする際のビビッて腰が引けた動きに、お互いが大笑いしつつ、結局この日は2時間半ほど家族で遊びまくり、大満足の一日だった。



 日本のフォレスト・アドベンチャーはフランスのALTUS社の指導の下、日本各地に出来た放置林(主に杉林)に下草狩りや枝打ち等の手入れを施し、有効利用することで誕生した。そして、それが全国に広がりつつある。その様子はフォレスト・アドベンチャーのホーム・ページのブログ内に誕生秘話のようなかたちで、日記として綴られているが、皆さんにも、全国各地にそういった「荒れた山」が数多く存在するということを知って欲しいと思う。それらは日本の林業行政の失敗で出来た山々なのだ。
 近頃苦しんでいる人が多い花粉症の問題は、むやみやたらに杉や檜を植林したのが要因の一つであるし、その結果、広葉樹林が減ったことと、安い輸入木材に押されて売れなくなって放置された山々に保水力が無くなったことが、集中豪雨による水害の要因にもなっている。都会に暮らす人は山に行かない限りそんな事実を肌で感じることはないだろう。そのキッカケにもなる山遊びの一つとしても、このフォレスト・アドベンチャーをお薦めしておきたい。


注意!
 もしこのブログを見て「我が家も…。」思った方々に注意をしておきたいのが「身長制限」についての件だ。詳しくはホームページを見て欲しいが、現地でキッチリと計るわけではないものの、身長が140cm未満だと制限があるので、コースの半分弱しか楽しむことが出来ない。また、「サンダル履きはダメ」等、服装についての注意事項もある。出発前に、これらの点を確認したうえでチャレンジして欲しい。
 コースは本格的で「子供だまし」的ではなく、大人同士、カップル同士で回っているグループも盛り上がっていたようなので、家族連れ以外のグループにもお勧めしておきたい。
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