都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
少々時期外れな話題になってしまいましたが、お付き合いください。
「後の祭り」の「祭り」は、京都八坂神社の「祇園祭」のことで、7月1日から約1ヶ月間行われます。
この御祭にはメインエベント的な部分が最初7月17日と最後の7月24日にあります。そのなかでも「宵山」(7月14日~16日)、「山鉾巡行」(7月17日)、「神輿渡御」(7月17日)などがハイライトとなっているそうです。
7月17日の「前の祭り」では有名な山鉾(やまぼこ)巡行があります。この山鉾巡行は、祇園囃子にあわせて、鉾車や山車を何台も並べて進んでいきます。その様子を見ようと大勢の人が見物に来るわけです。
一方7月24日の「後の祭」は7月17日に鳴り物入りで練り歩いて四条寺町の御旅所へ連れて行かれた神々が神輿に乗って氏子の町内を回って神社へ厳かに帰ってくる神事(還車の行事=還幸祭)の日です。
山鉾と呼ばれる山車が京の町を巡行する「前の祭り」が見所であり、その後行われる「還幸」の行事は、「後の祭り」と言われ、前の祭りに比べるとつまらないといわれたことから、「時機遅れで、無駄なこと」という意味で使われるようになったそうです。
祇園祭を見ようと遠くから駆けつけたにもかかわらず、後の祭りしか見ることが出来なく、残念な思いをした。「これなら最初の前の祭りに来ておけばよかったのに」と悔やんでみてもこれこそまさに「後の祭り」という事になります。
他に、単に「祭りの翌日」の意から転じた説、祭りの後の山車は役に立たないことからとする説もあります。
あと‐の‐まつり【後の祭(り)】
1 祭りのすんだ翌日。また、その日、神饌(しんせん)を下ろして飲食すること。後宴。2 祭りのあとの山車(だし)のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。「今さら悔やんでも―だ」
大辞泉
さらに別の説ではこの祭りとは、死んだ後の祭り「葬式」の事を意味するという説もあります。
つまり、死んだ後にいくら盛大に葬儀を行って貰ってもしょうがないと言う意味だとする説です。
したっけ。
「檀那(だんな)」とは、梵語の「dana(ダーナ)」の音写語で、仏教用語で「施し」・「布施」の意だそうです。
「檀家」とは「壇越(だんおつ)の家」という意味です。「壇越」とは梵語の「danapati(ダーナパティ)」の音写である「檀那波底」の略であり、寺や僧を援助する庇護者の意味があります。「檀家」は特定の寺院に所属し、葬祭供養の一切をその寺に任せ、布施を払います。
例えば飛鳥時代において、蘇我氏や秦氏といった有力な氏族または一族が「壇越」となって寺院(氏寺)を建立し、仏教・諸宗派を保護しました。
ここで特に「檀家」という場合には、それまで有力者の信仰対象であった仏教が、広く社会に浸透し、氏族単位が家単位になったということです。
「檀家」という言葉自体は鎌倉時代には既に存在していたが、現在の意味合いになるのは荘園制の崩壊によって寺院の社会基盤が変化してからだそうでする。
そして江戸時代の宗教統制政策の一環として設けられた寺請制度が檀家制度の始まりなのです。
この「壇那」と「壇越」が混同され、「壇那」は仏家が中世の寺社への参詣宿泊者や「施主」「檀家」を呼ぶ語として用いられ、「お金を出してくれる人」の意味から、商家の奉公人が主人を敬っていう語になったそうです。その後、商人が得意客を、また役者や芸人がひいき筋を敬っていう語として一般に広がり「旦那」と書くようになりました。
現在は一般的に妻が夫をいう呼び名、他家の夫を敬っていう呼び名の意で用いられています。
現在でも、寺院の権限はほとんど無いにせよ、檀家制度は残っています。いわゆる葬式仏教や、檀家制度によって確立した年忌法要、定期的な墓参りは未だに日本に根付いていて、葬儀や先祖の命日法要、墓の管理を自身の家の檀那寺に委託する例は多いですね。
しかしながら、「檀家」が減っていることも事実であり、檀家制度に拠る寺院の経営は難しいものとなっているそうです。
なお、夫のことを「亭主(ていしゅ)」とも呼びますが、これは「亭」には屋敷、住居の意があり、旅館や茶店の主(あるじ)をいったことから転じたものだそうです。
したっけ。
「いびつ」とは、物の形が整っていないこと、また、心が歪(ゆが)んでいるさまをいいます。現在は漢字で「歪」と書きます。
しかし、もともとは「飯櫃(いいびつ)」だったのです。飯櫃とは、炊いた飯を移す木製の容器で、お櫃(ひつ)のことです。楕円形のものが多かったことから、「楕円形」の意となり、転じて、物の形が歪んでいること、物事の状態が正常でないさまを「いいびつ」から転じて「いびつ」というようになったそうです。
お‐ひつ【御櫃】
飯びつ。おはち。
大辞泉
「お櫃」といわれても、今の若い人にはわからないかもしれません。
今では「お櫃」もなくなり、「飯櫃」ということばも消えてしまい、「いびつ」だけが残り、漢字まで「歪(いびつ)」になってしまいました。
また、その形から江戸時代には金貨・銀貨などの小判も意味していたそうです。
因みに、江戸時代までの硬貨は円形で中央に四角い穴が開いていて鳥の目に似ていたことから、お金や銭のことを「鳥目(ちょうもく)」ともいったそうです。
したっけ。
奥さんのことを山の神ということがあるということは、皆さんご存知だと思います。
今日は、その語源に関する珍説を紹介します。
これは「いろは歌」からきているという説です。
「いろはにほへとちりぬるを」までは誰でも知っていると思います。
その続きは、「わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす」これが「いろは47文字」です。
この歌は平安時代の作なので、「ん」はまだなかったとされています。
この歌では「奥」さんは「山の上(うえ)」にあるからだというのです。「山の上(うえ)」、つまり「やまのかみ」となります。
判らない?では、この「いろは歌」を漢字で縦書きにしますので、よく見てください。
「奥」は「山の上(うえ)」にあるのが判りますか?
「山の上(うえ)」。つまり「やまのかみ」、「山の神」となります。
さらに、「山の神」を省略した形で、単に「カミさん」と呼ばれるようになったとか……
これは眉唾ものの説ですが、面白いでしょう。
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
花は咲いても散ってしまう。
そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない。
「人生」という険しい山道を今日もまた1つ越えて
はかない夢は見たくないものだ、酔いもせずに。
では、本来の説も書いていかないと・・・。
山の神とは山を守る神のことですが、山神は女性神として崇められることが多いことから、(自分の)妻という意味で使われるようになったようです。
山の神というと一見聞こえがよいが、山神が恐れられるものであったように、家庭の山の神も長く連れ添い、口うるさくなった(恐ろしい)妻という意味合いで嘲ったり、からかったりして言うときに使う言葉です。
したっけ。
男の恋が無条件なのは、男の愛が条件付きだから・・・。女の恋が条件付きなのは、女の愛が無条件だから・・・。という言葉があります。
「男は、恋する時に相手を決める。女は、恋する前に相手を選別する。」
つまり、男は恋する前に見た目で相手を決める。女は自分の条件にあった男に恋をするということになります。
「女は、愛する時に相手を決める。男は、愛する前に相手を選別する。」
男と女が、恋して愛し合うようになるためには、まず男が女の条件を満たして、その後、女が男の条件を満たさなければならないのです。
ところが現実は、男は見た目で相手を決めてアタックしても、女の条件を満たしていなければ、恋は始まらない。
男の恋は即決、女の恋は熟慮ともいえます。これには、女の側には妊娠というハンディがあるためと考えられます。だからこそ、女は見た目だけでは決められない。収入であったり、優しさであったりと現実と内面を求めるのです。
つまり、男が女の愛の条件を満たしていなければ、女の恋は始まらない。女が男の恋の条件を満たしていなければ、男の愛は始まらないのです。
男も女も、幸せになりたい。相手に幸せにして貰いたいし、相手を幸せにしてあげたい。だから男は、愛する条件にこだわるし、女は恋する条件にこだわる。
つまり、最終的な条件は、常に内面的なものなのです。良い恋をして、確かな愛を手に入れるには、男も女も、自分の内面を磨かなければならないのかも・・・。
ナンチャって、柄にもなく小説のネタを考えていたときに思い浮かんだことを書いてみました。こんなことを考えながら書いています。具体的な話が思い浮かばないので、とりあえずボツ。タイトルは気に入っていますが、タイトルだけでは話にならない。
したっけ。
大根、かぶ、冬瓜などを昆布だしでゆっくり煮込み、「ゆずみそ」や「ごまみそ」などの合わせ味噌をかけて食べる料理「風呂吹き(ふろふき)」といいます。中でも、大根を使った「ふろふき大根」が代表的です。これからの季節、あったまりますね。刻みネギと七味を振ったらなお美味しい・・・。
名前の由来は諸説あります。
そのひとつは、「昔、漆器を作る職人が、冬場になると漆の乾きが悪くて困っていたそうです。ある僧から大根の茹で汁で風呂(乾燥室兼貯蔵庫)に霧吹きするとよいと教えられ、試したところ大変効果があったそうです。このとき、茹で汁を取った後に残った大量の大根は近所の人々に配ったのです。この大根に味噌をつけて食べるととてもおいしいと評判になり、「風呂吹き大根」と呼ぶようになった」というものです。
また、「江戸に風呂屋が出来て、湯女(ゆな)が客の背中を流すとき、背中から湯気が出ているのを吹きながらこすったそうです。
そもそも、江戸時代よりずっと以前からいた垢こすりをする専門の仕事師を「風呂吹」と呼んでいたようです。「風呂吹の仕事は、蒸し風呂に入って湯気が立つほど熱くなったお客の体に息を吹きかけて垢をこすることでした。
この様子と熱い大根をふうふう吹きながら食べる様子が似ているから、「風呂吹き」という名前がついたという説もあります。
ふろ‐ふき【風呂吹】-日本国語大辞典
〔名〕<shapetype id="_x0000_t75" stroked="f" filled="f" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" o:preferrelative="t" o:spt="75" coordsize="21600,21600"> <stroke joinstyle="miter"></stroke><formulas><f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0"></f><f eqn="sum @0 1 0"></f><f eqn="sum 0 0 @1"></f><f eqn="prod @2 1 2"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelWidth"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @0 0 1"></f><f eqn="prod @6 1 2"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelWidth"></f><f eqn="sum @8 21600 0"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @10 21600 0"></f></formulas><path o:connecttype="rect" gradientshapeok="t" o:extrusionok="f"></path><lock aspectratio="t" v:ext="edit"></lock></shapetype><shape id="_x0000_i1025" type="#_x0000_t75" style="WIDTH: 7.5pt; HEIGHT: 12pt"><imagedata o:href="http://dic.yahoo.co.jp/images/V2/jk_gaiji/gif/nk_E084.gif" src="file:///C:DOCUME~1OwnerLOCALS~1Tempmsohtml11clip_image001.gif"></imagedata></shape>風呂にはいった者の体の垢をかくこと。また、その人。*俳諧・野<shape id="_x0000_i1026" type="#_x0000_t75" style="WIDTH: 11.25pt; HEIGHT: 12pt"> <imagedata o:href="http://dic.yahoo.co.jp/images/V2/jk_gaiji/gif/nk_18BF.gif" src="file:///C:DOCUME~1OwnerLOCALS~1Tempmsohtml11clip_image002.gif"></imagedata></shape>集〔1650〕二「あまりあつさにかがみこそすれ 風呂ふきのこころも夏はかなしくて」*随筆・守貞漫稿〔1837~53〕二二「垢をかく・・・
しかし、「風呂吹き」という料理は、もともと「かぶ」で作られていたそうです。江戸時代初期に「かぶ」の代わりに「大根」で作られるようになり、「大根」を使った「風呂吹き」ということで「風呂吹き大根」となったようです。
ただし日本の「風呂」とは本来、蒸風呂のことを指し、蒸気を満たした「室(むろ)」が語源であることを考えると、「垢こすり」の説は前後が逆転しています。
もともと漆器の乾燥室である室(風呂)に湿気を与えるために沸かす湯が勿体ないため、「かぶ(大根)」を茹でるのに使ったという説のほうが信憑性は高いそうです。
すえ風呂、または水(すい)風呂と呼ばれる全身を浴槽に浸からせる風呂が、半身浴、足湯に次ぎ一般化するのは慶長年間(1596~1615年)の終わり頃だそうです。それ以前の風呂といえば「漆器に塗った漆を乾燥させるための、蒸気などで満たした専用の部屋(室:ムロ)」のことを言うことのほうが一般的であったそうです。
「かぶ」や「大根」は弥生時代から食べられていたようですが、奈良時代の大根は中国と同じように「菜」と呼ばれていて葉を食べる野菜だったようです。
したっけ。
「薬味」は「薬の味」と書くからには、やはり薬と関係があるのでしょうか。
薬味という言葉が生まれた背景には、この効能を考えて食生活に生かすという「五味」の考え方があるようです。
1~2世紀頃の中国で書かれた『神農本草経』という書物に、「五味」という言葉が出てきます。
「五味」とは、「甘味」「苦味」「酸味」「辛味」「塩味」の5つの味のことです。
食べ物にはそれぞれの味ごとに効能があり、それを考慮して食事に取り入れていくことが重要であるという考え方が、既に2000年も前にあったということが、この書物から分かります。
そしてこの五味を薬味と呼ぶようになったようです。
その後、宋代(960年 - 1279年)になって、医療が庶民の日常生活に密着して登場するようになると、一般家庭で調達可能な材料はわざわざ薬屋から購入する必要はないため、そのような材料は家庭で調達や配合を行うことが一般化されるようになった。
宋医学が日本に伝わると、日本の一般家庭にある、漢方の材料となるもの(煎じるときに薬味として加えることが可能なもの)として生姜が加薬味の代表となった。そのため、生姜のことを指して、加薬味、加薬(加薬味の略語)、薬味、辛味(前述の通り五味の一つ)などと呼ばれるようになったとされている。実際、室町時代後期の『運歩色葉集』(1548年)には加薬という言葉が登場しているそうです。
江戸時代には、他の香辛料である葱や山椒も加薬と呼ばれることとなりました。江戸時代の料理書『素人包丁』には、「鯛飯」の項に「加益(カヤク)はおろし大根、ネギ、のり、とうがらし」と記されており、この頃には香辛料一般で加薬と呼ばれていたことが判ります。
同様にかやくご飯の「加薬」という言葉も、元を辿れば「加薬味」が語源。薬味を加えるというところから来ています。
同じく江戸時代、加薬御飯が登場する頃には、加薬が具全般を指す言葉として使われるようになった。また、主役となる食材に加えるという意味で加役の字を当てることもあった。加薬を具として使うようになったのは、和歌山県・兵庫県・高知県が発祥とされている。
なお、中国では香辛料一般や具を加薬や薬味と呼ぶことはないそうです。
薬味が料理に用いられるようになったのは、薬味の持つ効能と深い関係があります。薬効的要素が重要視されてきた薬味は、風味が増す以外にも様々な作用があるのです。
このように効能を持つ薬味の役割としては、次のようなものが挙げられます。
1. 食欲増進、消化促進
2. 香りと成分が、肉や魚などの臭みを抑え味の調整役に
4. 薬味の持つ色で彩りが良くなる
5. 薬味と食材の相乗効果で風味がアップ
■ 代表的な薬味と特徴
《ネギ》
白い部分の多い根深ネギ(白ネギ、長ネギ)と、柔らかい緑色の葉が多い葉ネギとに大別されます。
栄養的には、葉ネギのほうが根深ネギより優れています。糖質を除くすべての成分が根深ネギよりも多く、とくにミネラル、ビタミンについての差は大きいです。ビタミンCは約4倍、Aは100倍以上にもなります。
一般に、根深ネギの軟白部には、アリシンなどの硫化アリルが含まれています。ネギ特有の刺激臭は、この硫化アリルによるもので、ニンニクの臭いと同じ成分です。
《大根》
大根の根には、100g中約12mgのビタミンCが含まれており、皮に近い部分ほど含有量が多くなります。またデンプン分解酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)が豊富に含まれています。
ビタミンCやジアスターゼは熱に弱いという欠点がありますが、大根おろしの場合は生で食べるため、効果的に摂取することができます。
《わさび》
日本特有の香辛料で、意外とビタミンCの含量が多く、根深ネギの6倍以上で葉ネギよりも多いのです。
わさびの辛味は、シニグリンという成分が酵素の働きで分解されてできるアリルカラシ油によるもので、わさびの細胞を破壊するほどに辛味が増します。特有の香りは、ワサビオールという精油成分によります。辛味や香気は加熱すると失われてゆきます。
《生姜》
ミネラル、ビタミンはわずかに含むだけですが、昔からさまざまな薬効が知られています。
独特の辛味は、ショウガオールとジングロン、香りはシネオールなどの精油成分によるもので、薬効はこれら辛味と香りの成分にあります。
消化酵素の分泌を高めて消化吸収をよくする働きがありますので、食欲のない時や胃腸の調子の悪い時などに用いると、より効果的です。これらの成分には消炎・保温作用があります。
また肩凝りや神経痛の湿布薬として用いられるほどで、疲労回復の効果もあります。
おすしにガリ(甘酢漬け)は抗菌性、そうめんや冷奴に薬味として利用するのは、体を温める作用、風邪に生姜湯を飲むのは、発汗作用や消炎・痰を鎮める作用を利用しています。
《茗荷》
精油成分が、大脳皮質を軽く刺激して頭をシャキっとさせる作用があります。また、熱を冷まし、解毒効果があるので夏バテに効果あるほか、独特の芳香と風味が食欲増進に。
ホルモンのバランスを整え、生理不順、更年期障害、生理痛や女性の冷え性、冷えからくる腰痛、腹痛にも有効。
発汗、呼吸、血液循環などの機能を促す作用があるので、腰痛、肩こり、リウマチ、神経痛にも効果があり、患部にそのまま貼ったり、入浴剤にしたりして用いることもあります。
《柚子》
柚子は、皮をすりおろしたり、千切りにしたりして薬味に使用しますが、ビタミンCは皮に多く、レモンの1.5倍も含まれています。香りの精油成分には、神経をリラックスさせる働きがあり、天ぷらそば・うどんなどの油っこさやにおいを抑える効果も大きいです。
《唐辛子》
成分の特徴であるカプサイシンは多くの効能があります。
カプサイシンは、胃の粘膜を保護し、胃痛や胃もたれ、胃炎などを防ぎます。
辛いから胃に悪いようなイメージがありますが、実際には、胃の粘膜が刺激され粘液で保護されることから逆になるそうです。そのため食欲増進に繋がる上、消化の促進が期待できます。
またカプサイシンは脂肪分解酵素を活性化し、体内の脂肪の分解を促す上、血行を良くし、新陳代謝を活発にします。これがダイエットに効くといわれている所以です。
また、カプサイシンは副腎のアドレナリンの分泌が活発されますので、スポーツなどの試合前には良さそうです。
また、唐辛子に含まれるプシエイトも注目されています。
プシエイトはエネルギー消費を増やし代謝機能をアップさせるので、体温を上昇させます。そのせいで汗が大量に出る人もいます。
したっけ。
「七味唐辛子」。これ、何と読みますか。私は「しちみとうがらし」と読んでいます。
しかし、近年和食が浸透しているアメリカでは、「NANAMI TOGARASHI(ななみとうがらし」というそうです。
「ななみ?」聞いたことがありません。
という事でちょっと調べてみました。S&Bのホームページにこう書いてありました。
日本では、七味唐辛子を『しちみとうがらし』と発音しますが、海外の方々にとっては、一味唐辛子(いちみとうがらし)と発音が混同するという事で、英語表記で「NANAMI TOGARASHI」としております。
唐辛子を主原料とし、七種類の香辛料を混ぜて作られることが名前の由来です。しかし、現代においては必ずしも七種類の原料で作られるとは限らず、生産者によっては七種類以上の原料を調合している場合もあるそうです。
ちなみに、S&BのHPには「赤唐辛子、黒胡麻、陳皮(ちんぴ)、山椒、麻の実、けしの実、青のり」と乗っていましたが、ハウス食品のHPには「厳選した原料を使用し、山椒と陳皮の香りが爽やかな複合香辛料」 としか書いてありませんでした。
配合は企業秘密なのかもしれません。
しちみ‐とうがらし【七味唐辛子】
香辛料の一。唐辛子・黒胡麻・麻の実・山椒(さんしょう)・陳皮(ちんぴ)・けしの実・青海苔(のり)または紫蘇(しそ)の実などを混ぜて粉末にしたもの。七味。七色(なないろ)唐辛子。
大辞泉
七味唐辛子の「赤唐辛子・山椒・陳皮・黒胡麻・麻の実・けしの実」は全て風邪に効能あるそうです。当時、江戸庶民に好まれた食べ物は「蕎麦」で、その薬味(薬の味)として江戸庶民に好まれ、広まったようです。
風邪をひくと、のど越しのよい「蕎麦」に「薬」を入れ発汗作用を促したようです。まさに「薬味」だったのです。
また、江戸時代には「七味唐辛子(しちみとうがらし)」は関西の呼称で、江戸では「七色唐辛子・七種唐辛子(なないろとうがらし)」だったそうです。
これからの季節、唐辛子で風邪予防・・・。温まりますね。
したっけ。
徐々に気温も下がってきて、温かい飲み物のおいしい季節になってきましたね。
朝の目覚めの一杯に、お仕事や家事の休憩に、秋の夜長の読書のお供に…日々の暮らしのほっとするひと時です。
そこで質問です。あなたはコーヒー派?紅茶派?
その他にも、こんな飲み方がおいしいよ!などありましたら、ぜひお聞かせください。
コーヒー派ですよ。それも、「モカ」専門。なので「モカ」のウンチクを・・・。
モカコーヒーの産地はアラビア半島南西部にあるイエメン共和国の山岳地帯とアフリカ大陸北東部にあるエチオピアの高原高地です。
イエメンの主な産地は首都のあるサナア州、ホデイダ州、タイズ州の標高1,000mから3,000mの山岳地帯です。
「モカ」とはイエメンの南西岸、紅海に面する小さな港町の名前です。昔、アラビアで産出されたコーヒーはこの港から船積みされたので、港の名に因んで「モカコーヒー」と呼ばれました。
実はこの「モカ」はコーヒー発祥の地であるという事を、ご存知でしたでしょうか?
大昔は、イエメン共和国の港町として栄えた歴史があるようです。
ちなみに、このモカは、コーヒーの原種ともなっています。
2008年に、基準値を超える有害な成分が検出された事から輸入が規制されており、現在、日本では、非常に入手困難な品種のひとつでもあります。
さて味の方はと言うと、モカコーヒーは、フルーティーなアロマと、強い酸味が特徴とされていて、私はストレートで素材そのものの味を楽んでいます。酸味がたまらないのです。
このストレートで味を楽しむとされている、イエメン産のコーヒー豆は、「モカ・マタリ」という名称になっており、イエメン北西部が産地になっています。中でもサナア州のバニー・マタル地方で算出される「モカ・マタリ」は世界的に最高級のコーヒーの1つに数えられます。
ちなみに、ブラックコーヒーというのは本来ミルクを入れないコーヒーのことです。ですから、砂糖を入れてもミルクを入れなければブラックなのです。色ですから・・・。
したっけ。
昨夜「クイズタイムショック」を見ていたときに、
Q.「印紙を貼るのはいくらから?」
A.「30,000円以上」
というのがありました。正しくは、商品代またはサービス代30,000円以上です。
どういうことかというと、ある商品を30,000円(消費せい込み)で買ったとします。
① 領収書に品代とだけ書いた場合:200円の印紙が必要です。
② 領収書に品代28,571円消費税1,429円合計30,000円と書いた場合:不要です。
③ 領収書に消費税1,429円を含むと書いた場合:不要です。
つまり、消費税に印紙税はかからないのです。税の二重課税になりますから・・・。
印紙税の金額は代金によって異なります。200円を張るのは30,000円以上1,000,000円以下です。
ちょっと気になったので・・・。
したっけ。