透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

繰り返しの美学 桃介橋

2009-03-20 | A あれこれ







■ 南木曽町にある「桃介橋」は福沢桃介(福沢諭吉の娘婿)が読書(よみかき)発電所建設のために木曽川に架けた吊橋で、大正11年に完成したそうです。老朽化のために昭和53年頃から通行止めにしていたそうですが、平成5年に復元したと案内看板にありました。木造の橋をケーブルで吊っています。橋長約250m。

鉄筋コンクリート製の3基の主塔のデザインがいいですね。2本の柱を繋ぐアーチ梁の上に重ねた3つのアーチ状の開口。その上の壁梁にもアーチがデザインされています。上方に向かって次第に小さく分節されているアーチが美しいです。