透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

東京厚生年金会館 

2010-03-04 | A あれこれ
● 今年の1月は元日と30日が満月でした。今月も1日と30日が満月です。月の満ち欠けの周期は約29.5日(28日だと思っている人が多いですが、実は私もそう思っていました)ですから、月に2回満月の日があるというのは珍しいことです。何かいいことがあるかもしれません。既に書きましたが、月2回目の満月をブルームーンといいます。

さて本題。

普段スポーツ紙を読むことはまずありませんが、ラーメン屋でたまたま目にしたスポーツ紙に新宿の東京厚生年金会館が今月末で営業を終了するという記事が載っていました。学生時代にこの会館で読売日響の演奏を聴いたことがあります。ストラヴィンスキーの「火の鳥」を聴いたことを今でも覚えています。指揮者は忘れましたが。

このときのブラボー!な演奏に感動してレコードを買い求めて聴いたのですが、会館で聴いた時の演奏とは違いました。今夜、レコードを探してみたのですが見つかりません。

ワインやウイスキーグラス片手にクラシックを聴くより、熱燗とっくり傾けながら演歌を聴く方が好きな田舎の中年も、昔はクラシックを聴いたりもしたのです。

記事によると、東京厚生年金会館は松山千春のコンサートで49年の歴史にピリオドを打つそうです。


諏訪の蔵

2010-03-04 | A あれこれ
 このところ路上観察をしていません。で、過去の記録を載せます。 



■ 諏訪の蔵 撮影20091101

この蔵は昨年11月に諏訪で見かけました。屋根は諏訪地方に見られる鉄平石の菱葺き(一文字葺きの一種)。棟も石を重ねていますが、これは一般的な棟納めです。

漆喰仕上げの腰壁に押縁下見板張りのパネルを取り付けています。漆喰は火に強くても雨にはあまり強くないですから。昨年修復工事が終わり、春に公開された松本市内の高橋家住宅も板張りのパネルを壁に掛けていました。同じ理由でしょう。

この蔵はかなり傷んでいて、妻側の土壁が剥落して、下地板が露出していました。なかなか立派な蔵なのに放置されたままになっているのは残念です。



 茅野の民家の屋根 鉄平石一文字葺き 撮影197905

諏訪の隣り茅野出身の藤森照信さんも鉄平石をよく使っています(下の写真)。



 鉄平石の屋根と壁(藤森さん家(チ) タンポポ・ハウス)