■ 松方幸次郎の絵画収集の指南役となった画家、フランク・ブラングィン。現在国立西洋美術館でブラングィン展が開催されている。知名度があまりないのかどうか、会場はそれ程混んでいないらしい。東京国立博物館で開催されていた長谷川等伯展に集中したのかもしれない。
ブラングィンのことが漱石の『それから』に出てくることを今日の新聞で知った。で、探してみた。あった。
**代助は仕舞に本棚の中から、大きな画帖を出して来て、膝の上に広げて、繰り始めた。(中略)やがてブランギンの所へ来た。代助は平生からこの装飾画家に多大の趣味を有っていた。(後略)**
そういえば草枕にもミレイ(←過去ログ)というイギリスの画家が出てきた。漱石は建築家を志していた時期もあったそうだから、絵画にも相当関心があったのだろう。
『それから』で漱石はブラングィン(小説ではブランギンと表記されている)のある絵を取り上げ具体的に説明している。展覧会に出かける機会があったらその絵を探してみるのも一興だ。
ブラングィンのことが漱石の『それから』に出てくることを今日の新聞で知った。で、探してみた。あった。
**代助は仕舞に本棚の中から、大きな画帖を出して来て、膝の上に広げて、繰り始めた。(中略)やがてブランギンの所へ来た。代助は平生からこの装飾画家に多大の趣味を有っていた。(後略)**
そういえば草枕にもミレイ(←過去ログ)というイギリスの画家が出てきた。漱石は建築家を志していた時期もあったそうだから、絵画にも相当関心があったのだろう。
『それから』で漱石はブラングィン(小説ではブランギンと表記されている)のある絵を取り上げ具体的に説明している。展覧会に出かける機会があったらその絵を探してみるのも一興だ。