透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

017 018 019 火の見櫓のある風景

2010-05-23 | A 火の見櫓っておもしろい

初夏のフォトアルバム   

017  朝日村西洗馬中組にて


018 塩尻市洗馬にて


019 塩尻市洗馬にて

タイプ分けしてみることって、火の見櫓に限らずものの観察の基本かもしれません。例えば植物学も分類することから始まりましたね。

火の見櫓の屋根や見張り台の形に限って観察しても十基十色で面白いです。でもタイポロジーに終始してもな~と思うのです。

分析的な視点だけでは捉えきれない火の見櫓の魅力。火の見櫓のある風景のピリッとした雰囲気ってなかなかいいです。これからも火の見櫓にドキドキをときどき取り上げます。


 


なぜ人は塔を造るのか?

2010-05-23 | A あれこれ




路上観察 旧山辺学校の塔 松本市里山辺にて

 松本の擬洋風建築の学校って、松本城のすぐ北にある開智学校が有名ですが、この山辺学校もなかなかいいです。開智学校より和風っぽいです。玄関のデザインは和そのもの。建設費は開智学校と同様、地域の人びとの寄付によって賄われたそうです。

屋根の中央に載っている塔は端正な形をしています。この塔は別になくても学校としての機能には何ら支障ないとは思いますが、やはり地域のシンボルとして欠かせないものだったんでしょうね。

「塔は人びとの地域を愛する心の象徴」 陳腐な表現ですが、そう思います。