春のフォトアルバム 松本市内で 100516
■ 今月16日の午前11時過ぎ、松本の空に「水平環」と呼ばれる虹が出ました。火の見櫓の路上観察中でした。太陽を中心に環状の暈(うん)、そしてその外側にこの写真の虹が出ていたのです。上空の氷粒で屈折した太陽光によって生じるそうですが、頻出する現象ではないようです。
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朝日村役場脇の火の見櫓に取り付けられている消防信号
■ 消防信号等に関する規則(←参照)の第4条に「消防信号は、別表に定める区分及び方法に従い発しなければならない。」と規定されています。その別表に基づいてつくられた消防信号表が火の見櫓に取り付けられています。ただし、防災無線の普及にともない半鐘を打ち鳴らすことがなくなって、半鐘が取り外され、消防信号表も無いことも珍しくありません。
火の見櫓そのものだけでなく、それに関係する事柄も観察対象にすると、この世界は広がります。あまり広げるつもりはありませんが、時にはいいかなと思い今回は消防信号表を取り上げました。
私も昔近くの火の見櫓に登って火災警報発令信号(表の左から3番目)を打ったことがあります。
しばらく続けてきた10文字タイトルは終わりにしました。
■ 私が購入する本の傾向ははっきりしている。文庫は新潮、新書は中公。この逆、文庫が中公で、新書が新潮ということはない。このブログでブックレビューをしてみてもこの傾向がはっきり出ていると思う。
どうも新書モードが小説モードにならない。書店で平積みされている新刊でもあまり読みたいと思う小説がない。村上春樹の例の本も未読だ。文庫のコーナーでも新潮文庫の棚をざっと見るだけだ。
自然と足は新書のコーナーに向く。そこで中公新書、ちくま新書、集英社新書を手にすることが多い。なぜか、新潮新書はほとんど手にしない。文庫は新潮なのに・・・。講談社現代新書も昔はよく読んだが、カバーデザインが変わってからはあまり手にしなくなった。
先日買い求めたのがこの本、『フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理』今橋映子。読了後にこの本について何か書こう・・・。
修正:2023.07.15
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後方に常念岳が見える。
路上観察 またまた火の見櫓 松本市里山辺惣社にて 100516
■ にわかに「火の見櫓熱中人」と化してしまった。今回も火の見櫓を取り上げる。前稿で取り上げた松本市入山辺の火の見櫓の屋根は8角錘だったが、これはなんと12角錘。これ以上の多角錘屋根ってあるだろうか、円錐になるんじゃ・・・。
見張り台から上の部分が実に美しい(写真下)。
なぜ美しいのか・・・。まず各部分の寸法バランスの良さを挙げる。それから少し内側に傾きを増した柱、緩勾配屋根、、シンプルな手すり、屋根下が半鐘以外何もなくてすっきりしていることなどを挙げることができるだろう。見張り台は6角形。ガセットプレートの形をすっきり整えれば、もう最高だった。
なかなか美的センスの優れた人の手によるものと見た。
次稿は本を取り上げるつもり。