透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ぼたん寺で雅楽を聴く

2010-05-13 | A あれこれ
 
雅楽演奏会のチラシと石仏

■ 松本の浅間温泉の近くに玄向寺という浄土宗のお寺があります。ぼたんの寺としてよく知られています。

先日このお寺の本堂で雅楽の演奏会があり、知人に誘われて聴きに行きました。雅楽・・・。全く縁の無い世界で、辛うじて笙、しちりき(たて笛)、龍笛(よこ笛)という管楽器の名前を挙げることができるくらいですが、どんな曲が演奏されるのか興味があったのです。

「平調越殿楽」「壱越調蘭陵王」などと演奏曲目を挙げても、どうでしょう、あの曲かと分かる方は少ないのでは。私は全く知りません。

演奏の合間の説明では雅楽は世界各地に源をたどることが出来るそうです。ベトナムあたりから伝わったといわれている曲も演奏されました。

雅楽というと、なんというか、平安の貴族が散りゆく桜でも眺めながら、そして酒を酌み交わしながらゆったりと聴いていた、というような優雅なイメージが私にはあります。

上のチラシに「かっこ」(名前を知りませんでした)という打楽器、打物が配されていますが、この楽器の「ぽん」と「ぱん」の中間くらいの音が笙の繊細な音色によく合っていて、よかったです(平凡な感想ですが)。

今月15日の午後には松本城本丸庭園でも公演があるそうです。入場料だけで、鑑賞無料とのことです。