■ 著者の内藤昌康さんは三河・遠州にある火の見櫓を訪ね歩き、地元の人に取材をし、火の見櫓の立つ土地を観察してそれぞれの「火の見櫓物語」をひも解く。
火の見櫓のカラー写真がいくつも載っているが、風景の一部として火の見櫓を捉えたものが多く実に味わい深い。
それにしてもこの本に載っている火の見櫓は私が観察を始めたこの辺の火の見櫓とは姿が随分違う。火の見櫓は民家と同様に地方色豊かなのだろう。これからも機会あるごとに観察していこう。火の見櫓巡礼っていいじゃないか。
火の見櫓暮情 /春夏秋冬叢書(愛知県豊橋市)
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この本の内容紹介。ここに載っている茅葺の民家を背景に立つ火の見櫓の写真、懐かしき山村風景はいい。