■ 松本平の各地で年の始めに行われている伝統行事、御柱。昨年見逃した御柱を見てきた。
まずは、松本市波田(旧波田町)上波田中町地区。生活道路の脇に立っている御柱。
撮影日 130104
これも繰り返しの美学。
次は松本市梓川(旧梓川村)上野花見(けみ)地区。地区の広場に立っている御柱。
この御柱は松本市の重要無形民俗文化財に指定されている。
御柱は各地区それぞれ形が違う。
カラフルなオンベ(御幣)は御柱倒しの後に外され、無病息災のお守りとして各戸に配られる。
歳神降臨の依り代として立てられる御柱。それは厄病神や貧乏神など、厄神の目印にもなる。派手な飾りは厄神を威嚇するためだという(友人の論文:「道祖神の柱立てと火祭りとの関係 ―安曇野・松本平・上伊那の事例から―」による)。
ちなみに道祖神の熱々カップルも集落へ厄神が入り込むのを防ぐためだという。過去ログ