三郷北小倉中村の御柱 撮影日130104
■ 安曇野市三郷(旧三郷村)北小倉の下村、中村、上手(わで)村の3ヶ所で元日の未明に御柱が建てられる。御柱は歳神降臨の依り代だという。要するにランドマーク、目印というわけだ。なるほど、山際の集落、中村に立てられた御柱は遠くからでもよく目立って、降臨柱だという説に素直に頷くことができる。正月の神様はこの御柱を目印にこの地に降りてくるのだ。
3ヶ所とも御柱の下には道祖神が祀られている。御柱と道祖神とは不可分の関係にあるということだが、今回はそのことには触れない。
三郷北小倉上手村(上区)の御柱
こちらは中村の隣の集落、上手村の御柱。御柱の上部に取り付けた赤い日天(にってん)と白い月天(がってん)を東に向けて立ててある。御柱は元日、初日が昇る前に立て終わるという。
三郷北小倉下村の御柱
北小倉の御柱の準備は前年の10月、秋祭りが終わるころ子どもたちによって始められるというが、子どもの人数も減ってきているだろうし、何かと大変だろう。我が僻村の御柱は絶えて久しい。
伝統的な行事とはいえ毎年継承していくことは大変なこと。きちんと御柱をしている各地区の皆さんに拍手!
*北小倉の御柱は長野県無形民俗文化財に指定されている。
*御柱立ての様子(のぶさんのブログ)