透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

915 韮崎市円野町入戸野の火の見櫓

2017-10-13 | A 火の見櫓っておもしろい


915 韮崎市円野町入戸野の火の見櫓 4脚44型 撮影日171009

 櫓は小ぶりで踊り場もなく、直線的に逓減している。櫓の内部の梯子を一気登りするようになっている。見張り台と屋根のバランスは好い。



やはり屋根には蕨手があり、てっぺんに避雷針と風向計、飾りがあると好い。スピーカーが無いのでスッキリ。



トラスの4本脚


 


913 韮崎市清哲町青木の火の見櫓

2017-10-13 | A 火の見櫓っておもしろい


913 韮崎市清哲町青木の火の見櫓 4脚44型 撮影日171009



 ①の写真のように道路を中心に配置し、家屋などで遠近感、奥行き感を示す構図を「道路山水」という。このことを吉田博展(今年5月に上田のサントミューゼで開催された作品展を鑑賞した)で知ったが、②と比較すると確かに①の方が魅力的だ。上に伸びる櫓と後方に伸びる道路が空間的な広がりと奥行きを感じさせる。

この火の見櫓も末広がりのなめらかなカーブが美しい。



屋根に避雷針がないと頂部が締まらない。この屋根は反り(八という漢字のような形の屋根のカーブ)がきつく、軒先では逆勾配になっている。住宅の屋根なら雨水が溜り、雨漏りの原因になりそうだが、火の見櫓だか別に問題はないだろう。見張り台の手すりの飾りはよく見るデザインだが、縦長だ。床のハッチに蓋を付けてある。スピーカーが床下に設置してあるが、この位置だとあまり目立たない。



脚部がコンクリートブロック造の消防倉庫の屋上から出ているが、④の写真の様子から、スラブを貫通して床面に達していると判断できる。