962 松本市梓川倭 岩間公民館 4脚〇〇型 撮影日180310
■ まだまだ身近なところにも観察していない火の見櫓が立っている。梓川倭の集落内に立っているこの火の見櫓の屋根が梓川に架かる中央橋を渡ったところで見えた。狭い生活道路を進んでこの場所(岩間公民館)に着いた。太目の火の見櫓で、単材の脚が長めだ。踊り場まで外付け梯子が掛けてある。
屋根の平面は円形(立体的には緩勾配の円錐形)、見張り台も円形。てっぺんの飾り付きの避雷針が傾いている。屋根の中心から下げた半鐘、4方に向けたスピーカー。床と同レベルに持ち出しているバーは消火ホースを掛けるためのものだろう。バーや滑車がこの位置では、どうやってホースを掛けるのか分からない。
踊り場の正面だけ山形鋼(アングル材)で逆V型のブレースにしてある。梯子はもう少し上まで伸ばさないと登り降りしにくいことは建物の屋根のメンテナンス用に設置してある梯子で経験済み。
脚部の様子。梯子の下端が地上からかなり高い。
建て方はコンクリート基礎にあらかじめ設置した短材に柱材を固定する方法が採られたか。