透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

これから読む科学本2冊

2018-03-18 | A 読書日記



『鳥! 驚異の知能 道具をつくり、心を読み、確率を理解する』ジェニファー・アッカーマン/講談社ブルーバックス(1,300円+税)
**鳥類が現在の地球上で大成功をおさめているのはなぜか?近年の科学研究は、彼らの高度な心的能力とそれを生む脳構造をつぎつぎに明らかにしてきた。鳥は道具を操り、他者の心を読み、確率を理解し、数百の歌を学び、数千キロを地図なしで旅する。世界中にいる翼の生えた天才たちの能力を紹介し、「知能とはなにか」に迫る!はたして、人間は鳥より賢いと言えるだろうか?** 先日行きつけの書店でこの本を目にし、以上のカバー裏面の本書紹介文と目次を読んで迷うことなく買い求めた。

『流れと形 万物のデザインを決める新たな物理法則』エイドリアン・べジャン&J・ペター・ゼイン/紀伊國屋書店(2,300円+税)
信濃毎日新聞3月11日付朝刊の書評欄にこの本が紹介されていた。
**著者らは、万物は「流れを良くするように進化しなくてはならない」ため、必然的にその形が決まっていると主張する。「コンストラクタル法則」と呼ぶこの原理にのっとり、川や血管のでき方、陸海空を生きる動物の動きの仕組み、さらに人間社会で階層が生じる必要性をも説く。科学界で完全には認められた説ではないものの、物事が形づくられる上での共通パターンに触れられて新鮮だった。(後略)**

万物のデザインを決める共通原理を説いた本、こんな興味深い内容が書かれていると知ったら、読んでみたくなる。高い本だが、買い求めた。紀伊國屋書店発行の本は久しぶり。学生のころは時々読んでいたが。


この2冊に加えて松本清張の短編全集も読み続ける。この春は読書三昧。