透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 広重の火の見櫓

2016-05-22 | A 火の見櫓っておもしろい

 神奈川近代文学館のカフェで昼食を軽く済ませ、みなとみらい線の元町・中華街駅へ。中目黒駅で日比谷線に乗り換えて六本木駅で下車。サントリー美術館で「広重 ビビッド」を鑑賞。

若冲は知的好奇心による絵、広重は美的感性による絵」とざっくりと括ってしまおう。 

その広重の「六十余州名所図会」と「名所江戸百景」をみた。前者は五畿七道の68ヶ国の名所を題材にしている、とリーフレットにある。信濃は「更科田毎月 鏡台山」。 いずれの絵も近景から遠景までを巧みにデフォルメした構図に魅せられる。それから色にも。

原安三郎氏が蒐集した浮世絵は「初摺」のなかでもとくに早い時期のもので国内に数セットしかないそうだ。保存状態も極めてよいからビビッドな浮世絵ということなのだろう。

一通り鑑賞して、ミュージアム・ショップで火の見櫓が描かれているポストカードを買い求めた。


「日本橋 朝之景」今の日本橋からは想像もつかない江戸の日本橋の光景 屋根の上に火の見梯子 


「びくにはし雪中」 京橋川に架かっていたびくに橋 遠くに火の見櫓 山くじらって何? ネット検索してイノシシの肉のことだと分かった。山くじらね~、面白い表現だな。


「市中繁栄七夕祭」 七夕の日の江戸の風景だがネットで調べても場所は分からなかった。右側の遠くに火の見櫓が見える。蔵の間に立っているのは火の見櫓かどうか分からない・・・。 

サントリー美術館を出ると5時を過ぎていた。



この後、ギャラリー間に立ち寄り、大江戸線で新宿へ移動。





タカシマヤタイムズスクエアのレストランはどこも満席、インド料理の店にかろうじて空席があった。そこでアルコール摂取+食事をして21時発のあずさで新宿を後にした・・・。


 


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