透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

折りたたむ

2006-08-07 | A あれこれ

 ○ アサガオ(06080)

寅さんをテレビで見ていて思った、さすがプロ、いい映像撮ってるな~ と。
人物の配置がベストだし、必要なのもが過不足なく入っていて、なおかつ美しい。同時にカメラマンはこのシーンは縦フレで撮りたいな、と思うことはないだろうかとも考えた。映画は全て横フレだ。

アサガオを縦フレで撮ってみた。花の数は奇数にすべきだったのかもしれないな。生け花でも2輪ざしにはない。どうも考えてしまって、感性で撮ることが出来ない。

さてアサガオから建築の話へ。
建築生産の現場ではプレハブ化が進んでいて、予め工場で生産された部品を現場に運んで組み立てるということが多い。今後更にその傾向は強くなるだろう。この場合、輸送効率をアップすることが重要なテーマだ。そのためには部品を出来るだけコンパクトに納めることがポイントとなる。
また、人工衛星でも太陽電池などの内容物をいかに「コンパクトに折りたたむ」かが重要な課題だ。

ここでアサガオ再登場。写真につぼみを写し込んだ。
むかし子どもに付き合って夜中から明け方までアサガオの開花の様子を観察したことがある。(アサガオって夜中の2時頃から咲き始める。朝になってパッと咲くわけではない)
ビデオに撮って開花した状態からつぼみの状態へと逆再生すればきっと感動するだろう、これ以上のたたみ方などあり得ない! と。実にうまく出来ている。

人間の考えることなど自然には到底、敵わない。もっともっと自然に学ぶことが必要だ。

子ども達が自然を相手に遊ばなくなって久しい。
テレビやネットから知識を得ることも必要だろう。でもその前に自然を相手に遊んで、いっぱい「!」と「?」を見つけて欲しい。そこから自然のもつ合理性が見えてきたらすばらしい。

夏休み、ラジオ体操に向かう子ども達を今朝もアサガオが見ていた。


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