■ 以前はブログにいろんなことを書いていたけれど、このところ「本」と「火の見櫓」以外のことは以前ほど書いていない。ということで、今回はNHKの朝ドラ「らんまん」。
「らんまん」を欠かさず見ている。ストーリーに惹かれるのはもちろんだが、映像が美しくてなかなか好い。具体的には構図も好きだし、登場人物へのライティングも好いと思う。
今朝(22日)は甑(こしき)倒しの祝宴の席を離れて外に出た綾を追った竹雄が思いを告げるシーンが印象的だった。綾が後ろを振り返り、竹雄を見るショットを見て、ぼくはフェルメールの「真珠の首飾りの少女」と表情がよく似ているなぁ、と思った。今回はこのことを書きたかった。
万太郎と寿恵子のように、このふたりも結ばれるだろう。それから峰屋はどうなるんだろう。史実とは変えて欲しい・・・。
タキおばあちゃんを演じている松坂慶子が実に好い。百人一首を途中で止めて綾さんに挨拶する様子は万太郎への愛情が滲み出ていた。おばあちゃんを見るとなぜか目が潤む。松坂慶子といえば、寅さんシリーズの第27作「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」で演じた芸者のふみさんを思い出す(過去ログ)。ふみさんも好かったけれど、タキおばあちゃんも好い。
「らんまん」、これからどんな展開になるんだろう・・・。