松本市笹賀今村の火の見櫓 この火の見櫓を取り上げるのは2回目
■ 踊り場の床のところに設置された銘板から昭和30年4月に建設されたことが分かる。銘板には山葵粉を製造している東京都内の会社が寄贈したことが記されている。ネットで調べて、この会社は社名が変わったが、現存していることがわかった。この土地に縁のある会社だろう。
銘板に鉄工所名は記されてはいないが、外観上の特徴から大橋鐵工所の火の見櫓とみて間違いなかろう。手元にある大橋鐵工所の図面と細部までデザインが同じだ。
火の見櫓は季節によっても見る方向によっても印象が変わるし、再見することで新たに分かることもある。初回は火の見櫓観察を始めて間もない頃だったから銘板に気が付いていなかったのかも知れない。やはり2回、3回と足を運ばないとダメだ。