透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

辰野町横川の道祖神

2020-07-04 | B 石神・石仏


撮影日2020.06.21

 辰野町横川の双体道祖神。像に横から光が当たり、より立体的に見えている。正面からの光だと、陰影に欠け、平面的にしか見えない。

仲睦まじい夫婦の立像で、お互いに相手の肩に手を掛け、杯と酒器をもう片方の手に持っている。酒器像と呼ばれる道祖神。

像の上に月と日を彫ってある。下の写真のように青面金剛像を彫った石仏には月と日が像の上にあることが少なくない。この月と日は何を意味しているのだろう。庚申の夜の祈りに関連して時間の経過、日替わりを願うものではないか。いや、もっと深い宗教的な意味があるだろう。

ではこのような月と日がなぜ道祖神に彫ってあるのだろう・・・。まあ、民間信仰はいろんなものが混淆しているだろうから、別に不思議なことでもないか(と、片づけてしまっては知識も深まらない)。



東京都江戸川区東瑞江にて 撮影2014年7月


本稿の道祖神は2011年8月にも載せている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。