透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 中尾彰「村の坂道」に描かれた火の見櫓

2016-06-25 | A 火の見櫓っておもしろい

 6月23日付信濃毎日新聞朝刊の17面に長野県内の展覧会・イベント情報が掲載されているが、そこに「村の坂道」中尾彰/1969年が紹介されている。その絵の中に火の見櫓が描かれていることに気が付いた。火の見櫓センサー、感度良好なり。



茅野市美術館のホームページを見ると現在開催中の「地域をみつめる 紡ぐ」展のチラシが載っていて、チラシにもこの絵が使われていた。



茅葺きの民家や白壁の蔵などから成る集落に火の見櫓が立っている。単純化した民家、緑の集落の坂道、白い火の見櫓が際立つ。

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中尾彰(なかおしょう 1904-1994)は島根県津和野町の生まれの画家、詩人。

1953年に茅野市の蓼科高原にアトリエを建て、以後一年の半分近くを過ごしたということだから、「村の坂道」は茅野の風景かもしれない。茅野は火の見櫓も多い。後方の青い山は単純化した八ヶ岳? さて、ここは一体どこだろう。この火の見櫓は今でも立っているだろうか・・・。





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