日本浮世絵博物館 篠原一男 松本市島立南側外観
■ コンクリート打ち放しとガラスの組み合わせによるシンプルでグラフィックな南側外観。正方形が横に3つ並んでいる。正方形は1辺が7.2メートルだろうと合板型枠の枚数で判断。真ん中の正方形の左下の暗くなっているところが入口、その向こう側にガラスとコンクリートの直角2等辺3角形。コンクリート面の面積を求めよ、と中学の数学の問題になりそうな外観。
東側外観
東側も南側と同じ正方形が3つ横に並んでいる。手前はガラスの正方形でフレームの割付は合板型枠と同じ大きさのたぶん0.9m×1.8m、奥はコンクリートの正方形。
篠原さんの初期の住宅作品に「白の家」や「から傘の家」があるが、これらの作品の平面も正方形、シンプルな形で構成されている。篠原さんは正方形が好きだったのかも知れない。作品集でも手元にあればたぶん理由も分かると思うのだが・・・。