透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

941 岡谷市本町の火の見櫓

2017-12-03 | A 火の見櫓っておもしろい

 昨日(2日)岡谷市内で行われた講演会「まちかどにある近代建築の楽しみ方」に参加した。講演会の後、講師の方と一緒にまちなかに点在している近代建築を見て回った。岡谷はかつて製糸業で栄えたまちで、まちなかには関連施設や繭倉などがまだ残っている(写真)。







941 岡谷市本町1丁目の火の見櫓 4脚4〇型 撮影日171202
JR岡谷駅の近くに立っている火の見櫓 隣は岡谷市消防団第三分団屯所



まち歩きをしていてこの火の見櫓と出会った。参加者は皆、反対側の古い医院を観察し、写真を撮っていたが、私だけがこの火の見櫓にカメラを向けていた。

プロポーションがよく、姿・形の整った火の見櫓だ。残念なことに全体的に発錆している。半鐘も同様。





端正なつくりの屋根の頂部に長めの避雷針がある。そこにくるるんな装飾を付けてある。見張り台の床から突き出した梯子のまわりに安全のために手すりを設置している。



踊り場の様子。ごちゃごちゃしていて分かりにくいが手すり子は丸鋼をv字形に並べて付けている。この写真では分からないが、櫓内に設置してある梯子の桟に異形鉄筋を使っている。櫓の外側に設置してある梯子状のものは、消火ホースをスムーズに引き上げるためのガイドだろう。




 


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