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1403 諏訪郡富士見町境 4脚4〇型トラス脚(トラスもどき・なんちゃってトラス 名前を決めかねている)
撮影日2022.12.04
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■ 12月4日八ヶ岳の麓、富士見町・原村・茅野市の火の見櫓巡りをした。同行者はひのみちゃん。山梨県の北杜市に隣接する富士見町境葛窪地区の火の見櫓 消防団の屯所に隣接して立っている。なかなかのロケーション。②の風景をスケッチするにはちょっと構成要素が少ないが、後方の山並みを丁寧に描けば様になると思う。左端の大きな山体のピークは甲斐駒ヶ岳か。
③
南信地域で一番多い型は4柱44型で全体の7割近くを占めるが、4柱4〇型は思いの外少ない。きっちりつくられていることが写真③で分かる。手すりに消火ホールを引き上げるための滑車とホース掛け用フックを取り付けてある。見張り台の床の高さはおよそ12m(0.4m×30)、床から屋根のてっぺんまでの高さを3mとすればこの火の見櫓の総高はおよそ15m。
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前面道路がなだらかな坂になっている。坂をしばらく上って撮影ポイントを上げて撮ると屋根の形が分かりやすい写真になる(と、火の見ちゃんに伝授)。
屯所の2階の窓から火の見櫓に登ることができるように梯子を設置してある。窓から出入りするような設えは他でも見ている。
昨日はこの脚をなんちゃってトラスと呼んだ。主材と補強用の副材を水平部材で繋いでおり、トラスを形成していない。だが、脚の分類上はトラス脚としている。再考の要あり。
蕨手は異形鉄筋を曲げ加工してつくっている。細部まで観察しないと気がつかないと思う。だが、火の見櫓の観察の仕方は人それぞれ、それで良いと思うし、それがおもしろいとも思う。
そう、なんちゃってトラス多かったねぇ。
諏訪方面、パスした火の見も何基かありました。また行きましょう。