『街角図鑑』三土たつお編著/実業之日本社
■ 先日所用で日帰り東京した際、東京駅前の丸善でこの本を見つけた。街中でふだん見かけるなんでもないモノの図鑑。帰りのあずさで読んだ。
カバーの写真から分かる通り、パイロン(赤くて円錐状のものが多い、道路工事現場などで見かける)や回収ボックス(カエルっぽい顔のボックスが飲料の自販機の横に置いてある、自販機のペットのように。)、送水口(りっぱなビルの外壁や玄関先についている)などが載っている。もちろんマンホール蓋も。
マンホール蓋の紹介でおもしろかったのは「ギラるマンホール蓋」。**蓋写真の撮り方は様々あれど、筆者のイチオシはギラリ蓋である。光を受けてギラリと光る姿は何とも美しい。**(56頁)とのこと。夕日を受けて黄金色に輝く蓋の写真が載っているが、確かに美しくて魅力的だ。
そうか、工夫すれば蓋写真にも個性、オリジナリティって出せるんだ・・・。昔のマンホール蓋の字体に注目している蓋好きの人のブログを見た。木を手彫りして鋳型を作っていたころは、字体に個性が出ていて楽しいとこの本でも紹介されている。
たかが蓋、されど蓋。時には下を向いて歩こう!