■ 岩手・宮城内陸地震で被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。
今回は地震がある度に発表される「地震の規模を示すマグニチュード」について。
数日前に偶々聞いたNHKラジオのニュース番組で解説者が阪神大震災はマグニチュード7.3、岩手・宮城内陸地震はマグニチュード7.2でほぼ同じだとコメントしていました。そのコメントにあれ?と思いました。0.1の違いはかなり大きいはずでは。
マグニチュードが0.1増えると一体エネルギーはどのくらい増えるのだろう。調べてみました。
ネット検索して、グーテンベルグ・リヒターの式なるものがあって、
logE=4.8+1.5Mだと知りました。Eはエネルギー(ジュール)でMはマグニチュードです。logか・・・、数学は、いえ、数学も苦手でした。
この式に阪神大震災のときのM 7.3を、岩手・宮城内陸地震のM 7.2をそれぞれ代入して
logE1=15.75、logE2=15.60を得て(E1は阪神大震災のエネルギー、E2は岩手・宮城内陸地震のエネルギー)関数電卓を使って得たE1、E2の値からE1/E2求めると約1.4125となりました。
E1はE2の1.4倍(計算が合っていれば)ってことはふたつの地震のエネルギー量はほぼ同じ、とは言えないということになると思います。1次関数のように単純ではないから分かりにくいんですね。もっと直感的に分かるような指標ってないのでしょうか。
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この本にも前稿で取り上げた看板建築のことが出てきます。