■『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム/ハヤカワ文庫 17年ぶりの再読。惑星ソラリスを覆う海は「知的生命体」。人の脳の思考活動や記憶を読み解き具現化してみせるソラリスの海。ソラリス探査の宇宙ステーションの主人公クリスの前に10年前に死んだ恋人ハリーが出現する・・・。既知の生命体とは全く異なるものとの遭遇と交流。
SF作品に関する過去ログ
■『日本の近現代史をどう見るか』
第1章 幕末期、欧米に対し日本の自立はどのように守られたか
第2章 なぜ明治の国家は天皇を必要としたのか
第6章 なぜ開戦を回避できなかったのか
第8章 なぜ日本は高度成長できたのか
第9章 歴史はどこへ行くのか
高校では日本史を時系列的に古代から教えるが、江戸時代あたりで時間切れとなることが多いのでは。それ以降の近現代史を概観しておこうと思って本書を購入。三島由紀夫の『永すぎた春』新潮文庫 読了後に読もう・・・。
■ このところ路上観察をしていません。で、過去の記録を載せます。
■ 諏訪の蔵 撮影20091101
この蔵は昨年11月に諏訪で見かけました。屋根は諏訪地方に見られる鉄平石の菱葺き(一文字葺きの一種)。棟も石を重ねていますが、これは一般的な棟納めです。
漆喰仕上げの腰壁に押縁下見板張りのパネルを取り付けています。漆喰は火に強くても雨にはあまり強くないですから。昨年修復工事が終わり、春に公開された松本市内の高橋家住宅も板張りのパネルを壁に掛けていました。同じ理由でしょう。
この蔵はかなり傷んでいて、妻側の土壁が剥落して、下地板が露出していました。なかなか立派な蔵なのに放置されたままになっているのは残念です。
■ 茅野の民家の屋根 鉄平石一文字葺き 撮影197905
諏訪の隣り茅野出身の藤森照信さんも鉄平石をよく使っています(下の写真)。
■ 鉄平石の屋根と壁(藤森さん家(チ) タンポポ・ハウス)