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史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

大谷

2023年01月06日 | 滋賀県

(月信寺)

 京阪京津線の太谷駅から京都側に四百メートルほど戻ると国道沿いに月心寺がある。当地は有名な走井茶屋の跡で、豊かな湧水で知られる「走井の井戸」がある。門は固く閉ざされており境内に入ることはできなかった。明治天皇駐蹕之處碑を塀越しに腕を伸ばして撮影した。

 

月心寺

 

明治天皇駐蹕之處

 

(逢坂山トンネル)

 全国四十七都道府県で唯一県庁所在地が隣接しているのが、京都市と大津市である。両市が市境を接しているのが、逢坂の関である。

 逢坂の関は、奈良時代から物資の集散する京都への玄関口として繁栄した。特に逢坂峠は、交通の要衝として重視された。逢坂峠から大津宿周辺は街道一の繁栄を極めた。

 

逢坂山關址

 

逢坂常夜燈

逢坂山とんねる跡

 

旧逢坂山隧道東口

 

 逢坂山隧道は、日本人技術者の手で設計、施工され、山を貫く我が国初の本格的トンネルであった。全長六六四・八メートル。東海道線の路線変更によりトンネルは四〇年余りで使われなくなった。西口は名神高速道路の建設工事により埋没し、「旧東海道線 逢坂山とんねる跡」碑が建てられているのみである。

 

「樂成頼功」

 

 東口側は往時の姿を留めている。花崗岩を組み合わせた坑門の上部には「樂成頼功」の四文字が刻まれている。書は太政大臣三条実美。「落成」は落盤に通じるとして「樂」の字を用いた。

 

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大徳寺 Ⅲ

2023年01月06日 | 京都府

(玉林院)

 先日、「但馬の殿様」の著者吉盛智輝氏にお会いした際に「玉林院の住職は良い人だから、小出秀実の墓を訪ねてきたと伝えれば快く案内してもらえますよ」と教えていただいた。今回、実家に帰省した機に玉林院を再訪した。

 インタホーンで来意を告げると、奥様が出られて墓地までの生き方を教えていただいた。迷わず小出秀実の墓を詣でることができた。

 

小出三秀府君之墓(小出秀実の墓)

 

 玉林院には山中鹿介の墓もある。伝説の人山中鹿介の墓は、岡山、鳥取、島根など各所にあるが、当寺の墓は、寛保三年(1743)日、鹿介の子孫である大坂の商人、鴻池家当主をはじめ十八名によって建立されたものである。

 

山中鹿介幸盛之墓

 

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山科 Ⅱ

2023年01月06日 | 京都府

(京都山科ホテル山楽)

 

旧東海道

 

 山科駅前にあるホテル山楽の南側を走る道路は旧東海道であり、この道をずっと西進すると三条通りに通じている。

 

明治天皇御遺跡

 

 明治天皇は、明治元年(1868)九月二十日以降、計三回、当地にあった建物に滞在している。

 

 ここで写真を撮ろうとカメラを構えたところ、SDカードが挿入されていないことに気が付いた。すぐさま近くのコンビニに駆け込んだ。一軒目では、売り場に「店員にお尋ねください」と書いてあったので確認したところ、店員さんはSDカードを売った経験がなく、どこに在庫があるかも分からない。「すみません」と何度も頭を下げられてしまって、何かこちらも申し訳ない気になってしまった。

 二軒目でもなかなか在庫がみつからなかったが、辛抱強く待ったところ、ようやく目当てのSDカードを手に入れることができた。

 

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