『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

MONTBLANC(モンブラン)

2011年03月01日 | Weblog
今日は、49日の法要後に発送する「香典のお返し」を注文しに
定時で会社を出て、従姉妹の勤める新宿高島屋へ行って来た。

新宿も随分と様変わりして、高島屋は
一番東京よりの階段を上がっても、さらにその先。
ちょっと遠い感じがしたけれど、雨が降る中でも
濡れずに行けるところが素晴らしい。

10階のギフトコーナーで、従姉妹に紹介された担当者と相談して
130人分の香典のお返しを注文してきた。
何せ、130個ともなると金額も半端じゃないから、
信頼できるところに頼まないと、恥をかいちゃうからね。

打ち合わせの後は、久しぶりにデパートをウィンドウショッピング。
最近はスーパーマーケットや、駅ビルのテナントでの買い物が多いので
こうやってウィンドウショッピングしながら、
品物をじっくり見るのは、本当に久しぶり。

ユニクロのラフな服装で歩くには、ちょっと恥ずかしい高級感が
なんだかたまらなく、ワクワクさせてくれる。
子供のころは『余所行き』の服を着て、デパートに出かけたものだが
そういう緊張感みたいなものが、凄く良い。
当然、100円ショップやスーパーでも売っているようなものは興味をそそらない。
併設されている「東急ハンズ」ですら、なんだか違和感を覚えた。

そんな中、以前から行きたかった万年筆売り場へ足を運ぶ。
僕が毎日つけている当用日記は、万年筆で書いている。
ボールペンは先が固く、鉛筆はみすぼらしい。
サインペンや、水性ペンも万年筆で書いた質感とは違う。
万年筆の触感って言うのは、毛筆に通じる柔らかさがあって
筆圧に応じて、ペン先の固さを自分で好みのものにする。
新しい万年筆が、自分の手に合うようになるには、
毎日使っても、2~3ヶ月はかかる。
ペン先が、書き方に馴染むと言ったほうが、正しい表現かもしれない。

で、僕の万年筆もペン先が開いてきて、インクが出すぎるので
修理に出してみようかと、万年筆売り場に行ってみた。
10年前に買った1万円のプラチナ万年筆(写真右)。
売り場の女性が、丁寧に対応してくれて修理代を見積もってくれる。
ペン先交換をすると、7千円。新品との差額は3千円。
これを、地元の文房具屋に見せると「買ったほうが安い」と言われる。
デパートの良い所は、こういう状況でも
決して押し付けがましいことを言わないところ。
お客の意思を、尊重して考えを引き出す。

おっと・・・、ここで話に乗ってしまうと自分から言い出しているだけに
後に引けなくなるのです。
デパートのこういった、余裕の商売って言うのかな?
そういうのが凄く好きで、単なる安い買い物では味わえない
顧客満足度を味あわせてくれる。
元来、僕は車ですら値引き交渉なんてしたこと無いから、
余計にこういう、気持ちの良い買い物を出来るのが好き。

それで、プラチナの万年筆はもう暫く使って決めることにした。
そして、もう一本。35年前に親父が買った形見の万年筆『MONTBLANC』(写真左)。
これは2年前まで使っていて、さすがにペン先が駄目になっちゃった。
これを3階にある、モンブランショップで見たもらったら
修理代が2万3千円。でも、木製のグリップの旧式モデルを
今でも使っている人が多いそうで、恥ずかしい感じがしなかった。
むしろ、店員が『大事に使ってくれてありがとうございます』
と言った、対応でついつい新品に目が行く。

若い頃、大人になったら欲しいものに
『Martin』のギター、カルチェのライター、ゾーリンゲンの髭剃り
鹿革のジャケット、革の手帳、そしてモンブランの万年筆があった。
これらは一応、全部手に入れたがモンブランだけは親父の形見。

いつかは自前のモンブランが欲しいとずっと思っていた。
僕の欲しい『マイスターシュテュック ル・グラン 146』
は定価73500円。
ちょっと、購買意欲をそそられてしまった万年筆でした。
いつか、欲しいなぁ・・・・
でも今時、万年筆なんて金をかける必要なんか無いのかもね?
コメント
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