『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

素人なんだから・・・

2011年03月06日 | Weblog

昨日、納骨が終わって今日から芝居の稽古に復帰。

ずっと休んでいたので、せめて台本を手放しておこうと
休んでいる間、ずっと台本を読んでいた。
唄やダンスも、思い出しながら練習してきたけれど
いざ、実際に稽古へ参加するとやっぱり簡単には行かないね。

台詞を一生懸命に暗記しても、相手役がいると喋り方も変わる。
間合いや言い回しで、相手役と作る芝居の雰囲気がガラリと変わる。
そういった稽古でどんどん芝居が変わって行くのが楽しいのであって、
台本を片手に稽古をやっていると、いつまで経っても、
芝居に活気や哀愁といった感じのの『いのち』が宿らない。
生意気なようだけど、そんな気がします。

唄も同じかな?
休んでいる間に、譜面を見ながら個人練習してきたんだけれど、
今度の曲は、二人で唄ういわゆる『コーラスする』部分があって、
相方と散々コーラスをやってきた僕は、少しばかり自信があった。
でも、蓋を開けてみると全然コーラスしていない。

コーラスの部分で、相手のメロディーが聞こえない。
これは声が大きいとかの問題じゃなく『ハモっていない』のです。
声のトーンや音がきっちり合うと、相手の声と自分の声の
区別がつかなくなる。まさに『ハーモナイズ』した時のコーラスは、
思わずニヤリとするほど、気持ちの良い瞬間になる。

そういう状態になるには、とにかく練習を重ねて相手の声や癖を知って、
初めて出来る業って言う感じがする。
プロの歌手の凄いところは、それを最初からやってしまうところかな?
でも、僕らはプロじゃないんだから練習するしかない。
難しいのは僕と女性のコーラスだって言うところかな?

キーの問題もある。
女性にはちょっと高くて、僕には一音くらい低い。
低いキーで唄うと、なぜか息が続かない。
これも素人だからなのでしょう。
自分のキーで唄えても、キーが変わると途端に余裕がなくなる。
『ホーム』と『アウェイ』っていう感じかなぁ?・・・・
練習すれば、凄く良くなる感じがしたから、僕も練習しなくちゃ!!

久しぶりに稽古へ行ったけれど、楽しい半面、不愉快だったり・・・。
稽古に出てこないメンバーが、主だった役をもらっているから
なんだか、馬鹿にされているような気分になる。
うがった見方をすると『自分は上手いんだからいつでも大丈夫』
って思っているんだろうなって、考えてしまう。

そういった配役にした演出も、結局は芝居の評判に対する色気が出て
来ない『上手いメンバー』に頼った『受けの良い芝居』を作っている。
それは演出家が当たり前に持つ、感覚なんだろうとは思う。
ただ、僕は初めて見た劇団本来の
『素人が一生懸命やって、観ている人に元気を与える芝居』
の本質を、何処かで忘れている気がする。
そんな劇団に、だんだん魅力を感じなくなってきたと言うのが本音かな?

サッカーで上手い奴が、試合の時だけ来て活躍して試合に勝っても
いつも一緒に練習してきたメンバーと試合をして負けた時の
楽しさには勝てない時が良くある。
それは一体感とかそういった部分なのだろうけれど、それに似た感覚。
結局、サッカーが好きだから僕は自分でチームを作って
勝ち負け以前に、皆が笑顔で帰って行くチームを作った。
得てしてそういうチームは、それなりに強いんだよね。

大人の金をかけた遊びに、楽しさ以外の不快な部分があったら
我慢して続ける意味は無い。素人なんだからね。

僕は自分が楽しく演技が出来るよう、個人的に頑張るだけ。
稽古は頑張るんじゃなくて、芝居を楽しめば良いし
そういう処から、結果的に良い芝居が作れる気がする。

次の稽古は、もっと楽しめるかな?
僕次第だな・・・・。

コメント
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