9連休も終わり、今日からまた仕事再開です。
初日というより、今週は徐々にエンジンをかけて、
夏休みまでに、ちょっとした仕事をやろうかと思っている。
若い人に任せるつもりで居たんだけど、遊ばせてやるほど
時間の余裕がなくなっちゃったので、仕方がない。
自分からやる気を見せないで居るから、仕方がありませんね・・・・
昨日の稽古の休憩時間に、劇団一の長老のおばあちゃんが僕のところに来て
『昨日の稽古で、私が台詞を言うシーンで貴方が助けてくれました』
なんて、お礼を言いに来た。
その上、『お礼に、フランスのワインか珈琲を差し上げたいのですが・・・』
と言われて、
何を言われているのか?見当が付かなかった。
何でも、台詞を言う時にその周りで僕と若手のいずみちゃんが、
いわゆる『ガヤ』をやって、台詞を言いやすくしてくれたとか・・・
僕らにすれば、ただ舞台上でボーっと台詞を聞いているのって
不自然だと思うから、「へぇ・・・」だとか「すっごい」とか
普通にやっていただけなんだけどね・・・・
よほど、嬉しかったのか?お礼に物を贈る・・・
この感覚が僕には全く理解できないので
『気持ちだけ頂きます』って、丁重にお断りした。
偉そうな事を言うようだけど、おばあちゃんに
『芝居ってね、チームプレイなんだよ』って・・・
『自分だけで作るんじゃなく、皆で作るの、だからお礼なんて言わないの・・・』
って・・・・
サッカーで、1点を奪うために皆で気持ちを合わせるように
芝居も、誰か一人が作り上げてるんじゃない。
目立つ人も居れば、そうじゃない人も居る。
自分が台詞を言う時は、その瞬間はその人が主役。
点を入れた人間が、パスをくれた人間にお礼の品物を贈るなんて
あり得ないし、だからこそチームワークが大事なんだと思う。
上手い奴を11人集めて試合に勝っても、楽しくないように
芝居も、文字通り『それぞれの役』をこなすことで
皆で一つの気持ちになって作品を作り上げるのが楽しい。
そんなことを思ったのでした。