明日から9連休となる夏休み。
今日は以前から予定していた観劇のために午後から休む予定だった。
ところが午後一番に、例によってつまらない会議が入っていて
会社を出たのが3時過ぎ。
猛暑の中、一旦帰宅してから芝居を観に出かけました。
出かけた先は渋谷区総合文化総合センター大和田さくらホール。
渋谷駅の西口から徒歩5分ほどのところにあるホール。
昔、このあたりはエピキュラスとかが在った気がする。
観に行った芝居は『二十四の瞳』。
http://www.aux-sables.com/hitomi/hitomi2/index.html
木下恵介生誕100年記念公演で、この日限りの芝居。
主演は島田歌穂。我が劇団ステージドアで一緒にやっている
山中真吾君と、演技指導をして頂いている堀米聡先生が
出演されて居ると言うこともあって、出かけたのだけれど
ダンスや振付が頭に浮かぶミュージカルと言うよりは、
どちらかと言えば、劇中に歌が入る芝居って言う感じかな?
映画で1954年に高峰秀子のものが作られて、それは子供の頃に
見た記憶がある。たしか学校の体育館だった。
最近では黒木瞳主演で2005年に作られたテレビドラマが記憶に新しい。
あの映画のイメージを舞台でどう表現するのかなって言うのが
興味があった部分かな?
芝居の最初の部分は、子供の台詞が聞き取り難くて、
児童劇ってこんなものかなって思いながら・・・ご愛嬌。
このあたりが映画やテレビドラマのように撮り直しや
クローズアップとかで、やり直しが利くものと違うところ。
でも、中学生の子役が出てきてからは、台詞もしっかり聞こえ
芝居もしまりが出てきた。
堀米先生が戦争で目を失った磯吉の役になって、
写真に手をかざしながら、言う台詞が涙を誘った。
いつも演技指導を受けている先生の演技だからと言う訳でなく
台詞の間合い、そして目を失っても子供の頃の記憶が
よみがえってくるあの台詞の言い回しは、さすがだなと思った。
この日、たった一日だけの公演と聞いてびっくり。
てっきり全国ツアーでもやるのかと思った・・・・。
こんな良い芝居、ちょっと勿体無い気がしました。