公演が終わって早くも3週間。
明日は打ち上げと反省会。
ずっと芝居の稽古で、アパートの片づけが滞っていた。
まだ家財道具どころか、家電製品すらない部屋のまま2カ月。
まぁ、家財道具と言っても秘密基地なので家具なんて要らないし
せいぜいテーブルと布団があれば十分なのです。
部屋の中は、解体した実家にあった荷物が山の様になってる。
殆どがお袋の着物と洋服類。
いずれは古着屋さんに引き取ってもらうしかないかな?って
思ってはいるものの、服を広げてみると何だかお袋の事が
思い出されてきて、何だか切なくなってしまう。
また、「マザコン」って言われるんだろうけどね。
その次に多いのがお袋が大事にしていた人形。
これは顔があるから捨てられなかった。
それに明治時代の雛人形とか、歴史のある物があるからね。
こけしとか、そういったものはロフトの奥に作った納戸へ
一時的にでも保管しようと思っている。
そして食器。結局、全部捨てきれなくて、
思い出のある食器もあったりして、これが山のようにある。
これもなんとか使おうと思っているんだけれど、
それだけでも食器棚に入らず、ダンボールで5個分くらい残っている。
子供の頃に使ったお皿とか、何だか捨てられなくて・・・・
これもいずれは処分するんだろうけどね。
一番困っているのは写真。親父の若い頃の写真が出てきた。
お袋が惚れて、駆け落ちしてまで一緒になった頃。
確かに格好良い。親父はプロ野球に誘われていたらしいけど
兄弟を抱えて、その当時はやくざな仕事だったプロ野球に
進むことを諦めて、損害保険協会のチームで活躍したらしいけど
お袋も、親父の弟も『とにかく上手くて華麗だった』って
写真を見ても、それが本当だってことが解る気がした。
そのほかに兄弟の写真が沢山出てきて、見ていると
全然片付かなくて、結局写真の仕分けだけで終わっちゃう。
一年以上経って、まだ整理できていない荷物。
秘密基地は、結局のところ家族の思い出がしまってある
場所になるんだろうなぁ・・・・