梅雨が明けたみたい。
今日はこの間の試合で踵を傷めたこともあって無理せずオフ。
でも、何だかサボっているような気分になるのは病気ですね。
そういえば、この間の芝居の公演のあとに神輿オヤジの店へ行きました。
清水まりさんのいう方のライブをやっていて、聞き入っちゃった。
前にも書きましたが、彼女はオールデイーズのバンドの
ボーカルをやっているらしいのですが、元はといえば
クラシックの声楽科を卒業した本格派のボーカルらしい。
体中が楽器のようになって、いわゆる『箱鳴り』していた。
僕が憧れている、体が楽器になっている状態です。
ここ数年、劇団で歌唱指導を受けているボイストレーナーの
石崎知穂先生が、やっぱりこの『箱鳴り』した声を出すのです。
それで、なにが違うのかって言うと、簡単じゃない。
まず、身体の力を抜く。
そしてお腹の底から、空気を出すような、いわゆる腹式呼吸。
それでも、いざ唄になるとこれがなかなか出来ない。
劇団に声楽経験者がいて、確かに声は大きいんだけれど
いわゆるレスポンスが悪い。
クラシック系の唄をやる方は、この傾向が強いですね。
僕が求めているのは、声の大きさよりレスポンスの良い声。
電気工学で言うところの、立ち上がり特性の良い声です。
これはギターでも同じで、大きい音が出る楽器でも
レスポンスの悪いギターって言うのを良く見かける。
僕がリスペクトしている竹中俊二さんが、普通のギターに
手を加えて、レスポンスの良いギターにして使ってるけど
自分の思い通りに音が出るって、唄でも大事です。
それで、来月あたりから石崎先生のボイストレーニングを
受けようかなって思ってます。
でも、どんな唄を唄いたいのか?自分でも良く解りません。
ただ、パーンって弾けて、なおかつ『箱鳴り』する声・・・・
これが出来たら、また一つ唄うことが楽しくなりそうな気がします。
相方が『数年前に比べてだいぶ声の出方が変わった』って言うし、
かつて一緒にバンドをやっていた同級生も、公演を観て
『だんだん、唄い方が本格的になってきたなあ』って言ってたから
石崎先生の指導を受けるようになってから・・・なんだろうって・・・
でも、あくまで僕はミュージカルじゃなく、普通の歌がターゲット。
どんな唄でも、バーンって声が出たら良いなあって思うのですよ。