『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演後記・その4『裏のビート』

2012年07月05日 | Weblog

今回の公演の稽古をやっていて、一つだけ感じたことがある。
『ビート』を刻めない人が物凄く多いってこと・・・
石崎先生がいらっしゃって、リズムを刻みながらだと
皆、ちゃんと歌えるんだけど、先生がいなくなると
途端に元に戻ってしまう。

これは作曲家の大塚先生も指摘していたんだけど、
自分の身体でリズムを取らない限り、どうしても遅れる。
リズムの取れない人は、誰かに合わせるから、その分遅れる。

そもそも、唄の出だしから遅れちゃうっていうのが
正直な気持ち、僕には考えられないんだけど、
そういう人を見ていると、自分の身体を使って
大塚先生の言う『自己責任』でリズムを刻めていない。

そもそも音楽なんて、カウントの数はともかくとして
足や膝を使ったり、簡単なのは足踏みしたりして
自分でしっかりリズムを刻まないと音に乗れない。
よりによって、そういう人がソロを取ったりするのが
ステージドアの面白いところです。

もう一つは『裏のビート』
これは、殆どの人が駄目ですね。
8ビートの曲は、だらーっとしちゃって間違いなく唄えない。
さすがに若い人は裏のビートを身体で刻めているから
ダンスをやっても、そこそこの踊りが出来る。
若手以外の女性では、ほんの一握りしかこれが出来ていない。

男性に至っては、若手と僕以外は8ビートの感覚を持っていない。
動きを見れば解るんだけど、声楽をやっていた人でも、
8ビートに関しては前のりで、アフタービートのリズムで動けていない。
4拍子でも、その中に裏のビートがあって、その時に
次の頭のビートに備えるって言うのかなぁ・・・・
上手く表現できないけど、バンドや楽器演奏してると
そういう部分のほうが大事だったりする。

大きな声で唄えば良いみたいな部分も好きじゃない。
クレッシェンドやデクレッシェンドといった抑揚をつけて
曲の盛り上げるポイントを明確にしたり、そういった部分は
残念ながら男性陣には期待できなかったですね。

妙に自信たっぷりなのも、それ以上にならない要因かな?
これは仕事やスポーツでも同じで、意識の問題。
でも、それがシニア劇団の宿命だったり、特徴だったりするのかも?

リズムをきちんと刻めなくなったら、芝居も音楽も引退だな・・・
そんな時がくるのかどうかは解らないけれど。

コメント
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