『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

東電の苦悩

2013年04月09日 | Weblog

東北大震災で壊滅的な被害を受けた福島原発。
色々と批判があるけれど、今の段階で必要なのは
放射能の拡散を防ぐために、最善の策を取ること。
とは言え、そう簡単じゃないと言うのが実情でしょう。

今回はまた、放射性物質を含んだ廃水を溜めるプールに使用した
ビニールシートが裂けて、放射性物質が漏れ出しているらしい。
一般的な見方は『また、ミスを犯した』、『何をやってるんだ』だろう。
僕もそういう点では否定はしない。
しかし、逆に東電は良くやっていると感心している部分もある。

マスコミは、本当の苦しさを知りもしないで、何かあると
この時とばかりに、東電の対応を批判する。
今回のシートの件も、女性キャスターが
『事前にシミュレーションすればわかるはず』などとほざいていたが、
それはシミュレーションのことを知らない素人が言う言葉。

シミュレーションとは、実際のものを作って実験や検証が出来ないから
色々な条件を想定して行う、いわゆる仮想実験。
一つでもパラメーターが抜けていれば、結果が大きく変わる。
なおかつ、出た結果を分析するのにそういった抜けが無いかを
再チェックしながら検証するから時間がかかる。

一日でも早く作業を進めなければならない原発事故の後始末の中で
突発的な、想定外の状況の変化に対応してゆくのに
キャスターが言う『事前にシミュレーションすればわかるはず』は
時間的な余裕が無い場合には、無理難題を言っているに過ぎない。

いわゆる対処療法しか、この手の事故の対応は出来ないのだから
東電の対応は、僕から見ればよくやっていると思う。
ましてや、放射線量が高い場所で、命がけで作業しているのだから
それを素人が判ったような顔をして、批判するのは
無責任で、単なる受け狙いのコメントとしか思えないのです。

動き出したら、そのエネルギーをコントロールできない原発なんて、
やっぱり作っちゃいけないね。
水力発電や、自然エネルギーを使うことに知恵を絞ったほうが良い。
節電して、電気を使わない生活を模索したほうが実は幸せだったりして・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする