『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団ステージドア稽古・『癖』

2016年02月20日 | Weblog

今日は劇団の稽古。最初の3時間は振り付けの時間。
唄の振り付けもだんだん進んできて居るけれど、肝心の唄が全然唄えていない。
今度の公演では、僕はついでに参加する程度なので、振り付けも無い。
今年は芝居に専念する感じで、平日は毎日台本を読んで、
活舌や台詞の言い回しの練習をして、週末の稽古に備えている。

今年で11年目、公演も10回目。この10年間は凄く早かった。
毎年、台本が来るたびに『今年は唄わせて貰えるかなぁ?…』
なんて期待して、見事に裏切られてきたから、今年のように
唄の場面が無い方が、おじさん達の面倒をみる必要もないので僕としては楽かな?

でも皆の唄を聞いていると、出遅れなどで譜面どおり唄えていないのが判り、
特にコーラス部分で音が取れない人が多いのをみると、ちょっとイライラする。
今日は夕飯を一緒に食べに出かけた女性に
『コーラスで、他の人のパートが聞こえると自分のパートが判らなくなる』
と言われて、僕はちょっと驚いた。

僕は子供のころに合唱団に入って居たり、中学・高校ではバンドをやり
その後、今の相方たちとやってきたバンドでもコーラスが売り物だった。
僕らは主旋律さえ解れば、基本的に即興で3人のコーラスが出来た。
その時、僕らは自分のパートではなく、他のパートを聞きながら
自分の音を確かめていたのです。
コーラスって、音が合って居ないと微妙に判るんですよ。
ピッタリ合うと、気持ちが良いくらい音が共鳴して、音圧まで上がったような感じになる。
逆に合っていないと、なんだか気持ち悪い。音も小さく感じる。

これ、たぶん電気工学の共振理論に似ているのかな?
だから、彼女たちの言った
『他の人のパートが聞こえると判らなくなる』
ということがちょっと理解できなかった。
まぁ、これも能力というより体で覚えた経験値なのでしょう。

さて、芝居の稽古ですが、今日も色々勉強になりました。
今日指摘されたのは『癖』。
僕は自分の姿勢の悪さが気になっている。運動をして首を痛めて来た関係で
いつも少し首が前に出て、背中が丸まった感じの姿勢をしている。
それをいつも意識しながら稽古をしています。

ところが今日指摘されたのは別のこと。
顔を動かしすぎる・・・・らしいのです。
言い訳になりますが、子供のころから
『人の顔を見て話せ』と言われて育ってきたから、芝居でもつい台詞を言う時に
顔を動かして、話す方向へ向けてしまう。
『顔を向けるなら、体ごと向けろ。そうしないとお客さんには判らない・・・・』
ということです。
逆に顔を向けない、一切視線を動かさないことで冷たさや、
気持ちのこもっていない返事や態度を表現できる。

座長が模範演技を見せてくれて『なるほどなぁ・・・・』と感心してしまう。
自分では気がつかない『癖』。
これはあくまで芝居の上の話ですが、日常の生活でも同じようなことがあるのかも?
芝居をやると、色々と考えさせられ、勉強になります。

コメント
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