新しい会社に行くようになって丁度10日が経ちました。
前の環境とは大きく違って、色々な意味で無い物尽くし・・・・。
何かを購入するにしても、簡単にお金が動かない。
去年の4月に立ち上げて、親会社の援助があって成り立っている身では
当たり前の事だなって、改めて思う。
前の会社では、赤字部門でもとりあえず予算は貰える。
給料は組合があって、一律支給されるので給料が貰えないことはない。
嫌味な言い方だけれど、そこそこ良い給料と労働条件の元で働いてきた。
それが一部上場企業なのだな…と、外から見ると感じることがある。
ただ今の会社で、今まで感じなかったことや、良い面も多々ある。
まずは働き手のやる気。
退職した会社の若い衆は、野心とかギラギラ感とかを感じる人が居なかった。
僕の弟子は、そういう意味ではちょっと違ったかな?
そうだからこそ、僕の下でやれたのかな?なんてことを思う。
今の事務所にいる人たちは、とにかくやる気がある。
少しでも儲かる会社にしようと言う意欲があって、それが伝わってくる。
あれこれ言い訳を言っては、日程遅れを平気でするような人間も居ない。
会社が倒産したり、色々と辛い思いをしてきた人たちだからでしょう。
そういう人たちと一緒に、不自由な環境を変えようと思って、
今は僕に出来ることを探して、教えてもらいながら手伝っている。
もっぱら僕は、見積書や報告書のチェックと雑務が多いけれどね。
それでも、皆から『助かる』と言ってもらえる。
技術的なことになると、訊きに来てくれる。
僕のつたない知識でも、色々と役立つことが多いので、僕自身も驚いている。
最近は、昔のように時間があると、色んなことを調べて勉強している。
中学校で習った『ボイル・シャルルの法則』を基礎に、熱交換の勉強。
強制空冷の理屈も、だいぶ前に勉強したことを復習している感じ。
そうそう、退職前に書いた『設計遺書』にも書いたなぁ・・・・
結局、誰にも見せずに終わっちゃったけど、やっぱり役に立つんだね。
長い間、動かしていなかったエンジンをかけて回し始めた感じ。
いきなりアクセルを吹かすと壊れちゃうけれど、慣らし運転の後は
フルスロットルでも回せるようになるかも?