昨日、電気系の作業スペースを整理したお陰で、何かをやりたくなった。
修理依頼の来ているガスコントローラーでも治そうかと、
電気系の回路図を見たら、そんなに難しい回路ではない。
ただ今日は、滞っている完成品の出荷チェックをやらないと、
その納期が明日だという。
担当者は、出張でずっと居ない。代わりに誰かがやる雰囲気もないし••••••
話を聞くと、どうやら電気系は誰も判らず、外注に出しているらしい。
全然難しい回路なんて無いのになあ•••••なんて思うのは僕が解るからで、
大抵の電気回路は、誰もが手を出したがらない。
それでこの仕事、幾らで発注しているのか?と尋ねたら、
何と随分高い金を払っているらしい。
そうですね、東京都の最低賃金で50時間分と言えば、ピンと来る方も居るでしょう。
『えぇぇ••••1週間仕事????』と、思ったから
『これなら俺がやりますよ』と言って、回路図を一式探し出して、
取り扱い説明書と、検査報告書を見せて貰って、検査項目をどこで測るのか?
を、午前中を使って検討していた。
午後から窒素ガスのボンベや、減圧弁、パイプを揃えて、ガスコントローラーで
実際にガスの量がコントロール出来ているのか?
パイプの先をコップの水に突っ込んで、泡の出る量を見れるようにした。
やってみると、作業は1時間ほどで終了。
マニュアルを作れば、誰でもできるような作業。
なんでこんな作業に50時間分もの工賃を払っていたのかと言えば、
誰も電気回路の事が判らないから・・・・
それならば、誰でもできるように僕がマニュアルを作ればいいのかな?って…
この作業で、間違いなくコストダウンが出来た。
何も仕事を与えられずに3年間過ごしたけれど、こんな作業でも皆に喜ばれ
僕自身も、少しは役に立っているという実感が湧いた。
久しぶりに仕事をした感じ。
いやぁ、なんだかうれしかったなぁ。