『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

久しぶりのライブ・『ボーカルは二つと無い楽器』

2016年02月24日 | Weblog

今日は今年になって初めてのライブへ行き、生の演奏を聴いてきました。
行ったのは吉祥寺にある『Strings』というライブスポット。
荻窪に生活の拠点を移してから、行く機会が減ってしまった場所だけれど
三鷹に住んでいた時は、ライブというと『Strings』だった。

今日は
小畑和彦(G)


石川智(Dr)


織原良次(B)


のトリオ『ORIBASTONE』。
ゲストはピアニストの石塚まみさん。


http://www013.upp.so-net.ne.jp/maming/
ところがフレットレスベースの織原さんがインフルエンザで離脱。
小幡師匠が開演前のトークで『フレットレスベースレス』と言って
お客さんの笑いを誘う。これはいつものパターンです(笑)
今日の石川さんは、ドラムセットではなくカホンを使ったリズムセクション。
ドラマーと言うよりはパーッカッショニストでした。

ライブが始まり、2曲目に石塚さんのスキャットが入る。
師匠と何度かライブをやっている石塚さん。
僕はてっきりJAZZピアニストだとばかり思っていた。
ところが、彼女がオリジナル曲を披露したとたんに、
『あれ…?』と言う感じになった。

透明感あふれる声と、正確な音程、パーンと抜けるような声の立ち上がり。
その上、歌詞がはっきりと解る。
僕の好きなタイプのボーカルではありませんか・・・・。
声も少しハスキーなところを見せる、いわゆる癒し系。
唄を聞いていて、うっとりするボーカルは本当に久しぶりなので
しっかり聞き入ってしまいました。

芝居をやるようになって、歌唱指導の先生が付くようになって、
声の立ち上がりがいかに重要か?と言うことを教えられた。
考えてみれば、ギターも同じでレスポンスの悪い楽器は弾きにくい。
劇団の人たちは、みんな立ち上がりの悪い唄い方をするので
自分では合っているつもりでも、聴く側にすると遅れて聞こえる。
クラシックや演歌系の方は、この傾向が凄く強いですね。
僕は、音量も大事だけれど、このレスポンスを意識して唄う。
アタックを強くして、音を音符通りに当てて行く・・・・ていう感じ。

石塚まみさんの唄は、その理想的な唄い方でした。
だから聞いていて心地がいい。
こういうボーカリストに出会うと『ボーカルは二つと無い楽器』と思う。

ライブは師匠が超絶テクニックをさりげなく披露し、
石川さんが心地良いリズムを刻む。
ベースが不在なのに、ピアノとギターのベース音がベースのように聞こえる。
石川さんの打楽器も、チューニングして音程が合わせてあるみたい。
打楽器の音とギター、ピアノの低音が共鳴してそう聞こえたようです。

師匠曰く『ベース、いらねぇな…』(笑)。
今日は織原さんが居なくて、あのフレットレスベースの
ムービング感こそ無かったけれど、素晴らしいライブでした。

帰りに石塚まみさんのCD


を購入。サインしてもらいました。
帰宅してさっそくそのCDを聞いたくらい。
いいですねぇ・・・・・
また一人、ハマりそうなミュージシャンと出会った気がします。

コメント
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