『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

昔、教わった事

2016年08月09日 | Weblog

いろいろありますね。
その中で、今でも頭から離れない事がありました。

20歳の時にライブハウスをやっていたのだけれど、殆ど無給。
そんなわけで、一緒にやっていたメンバーはそれぞれアルバイトをして
小遣い稼ぎをしていました。

僕は豊島区の東長崎にある喫茶店でアルバイトをしていた。
そこのママさんが素敵な人で、ちょっと憧れても居たんだけどね。
ママさんは38歳だったから、今考えてみればかなり若かった。
品があって、優しくて、穏やかな話しぶりが大好きでした。

そのママさんは、僕がライブハウスをやっているのを知っていたので
かなり自由な勤務時間で働かせてもらっていた。
開店が10時なので、時間的にはそんなに早くなかった。

開店しても、11時くらいまで殆どお客さんが来ない。
お客さんが来るのは昼のランチタイムからだったかな?
そんな事もあって、僕は開店時間をかなりルーズにしていた。

ママさんは、それを見て僕に小言を言った。
お客さんが居ないから、店を開く時間を遅らせても影響ない・・・・
そういう考えはダメだ!
お客さんが来ないから開かないのではなく、
開かないから来ないのだ。
と、滅多に文句を言わないママさんからお叱りを受けた。

仕事と言うものは、そういうものだと諭された。
それで心を入れ替えて、毎日開店前は早めに行って
開店と同時に、珈琲を出せるように心がけた。

すると数日して、開店直後にお客さんが来た。
そのお客さんは、翌日から毎朝決まった時間に来るようになった。
ママさんが僕に話した通りだったのですよ。

この話、バンドの相方にも聞かせたいですね。
英会話教室をやっては居るのだけれど、定期的にじゃない。
最近はやっているのかどうかも解らない。
生徒が来なくても、定期的に開催しないと人も集まらない。
お客さん相手の仕事って、そういうものだと思います。

これは客商売だけじゃなく、すべての仕事で言えること。
そういう意味でも、僕はもう仕事をするマインドじゃない気がします。

僕ももう60歳だから、ママさんはもう78歳になるんですね。
今は何をしてるのかなぁ?
元気でいてくれたら嬉しいですね。

コメント
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