『ふぅ』が天国へ旅立って、僕は今までにない喪失感で一杯です。
ペットは、基本的に家族です。
ただウサギだというだけで、我家の娘たちにとっては兄弟みたいな存在です。
ペットと暮らして居る皆さんは、多分、同じなのでは無いでしょうか?
僕は祖父母、両親を家族で看取って来ました。
いずれも最期の時には、家族皆が集まってその時を迎えてきた。
9月に天国へ旅立った『うー』の時も、
嫁さんは『うー』がいつどうなるか心配で出かけるのを止めて、家にいることにした。
長女は音楽会へ出かける予定だったけれど、やっぱり行くのを止めた。
次女は午後に会社から呼び出しが来たけれど『うー』の状態を見て仕事を休んだ。
別の場所で暮らしている僕は『うー』が天国へ行ったと言う連絡を受けて、急いで三鷹まで行った。
一番可愛がっていた次女の手の中で、家族に看取られて息を引き取った。
『ふぅ』も同じ家族なのに、午前中に医者に診て貰って油断した。
大丈夫だろうと嫁さんは夕方から約束していた用事に出かけた。
長女も次女も仕事で不在。
僕も一旦、秘密基地に帰って夜に次女を迎えに行く事になっていたから、
そのついでに、『ふぅ』の様子を見に行こうと思っていた。
つまり、三鷹の自宅には『ふぅ』がたった独り残された。
その間に、『ふぅ』は息を引き取って、長女が帰宅した夜9時には死後硬直していた。
と言う事は、7時くらいには息を引き取って居たってこと。
あと一時間、三鷹で『ふぅ』を抱っこしてあげていたら・・・・
あの時、僕が三鷹に残っていれば・・・・
『ふぅ』は孤独死せずに済んだでしょう。
何が家族だよ・・・・全然、気にしていなかったじゃないか…
そう思えて家族を孤独死させた、自分が許せなかった。
そして後悔している自分。
『たら・れば』の自分が居るのです。
僕は後悔するくらいなら、何でもやってみる人生を送ってきました。
それが今回は、そうじゃなかった。
結果に対して後悔して、くよくよと引きずっている。
一番嫌いな自分が居るのです。