朝、6時頃に電話が鳴った。
電話の主は嫁さん。
なんでも、うさぎの『ふぅ』が激しく下痢をしていると言う。
前の日は元気だったのに、夜中におかしくなったのか?
夜中に長女から、LINEでメールが入っていたみたい。
ウサギは消化器系の病気をすると、命に関わる。
そんな話を聞いているので、とにかく急いで動物病院をスマホで検索。
吉祥寺にある動物病院がウサギも診てくれると言うので、そのまま起きて
開診時間の9時に『ふぅ』を連れて行けるよう、
8時前に秘密基地を出発して三鷹の家に向かった。
嫁さんはすでに仕事へ出かけていたので、一人で病院へ向かった。
病院で診て貰って検査したところ、コクシジウム(内部寄生虫症)が検出されたと言う。
医師の話では、感染経路はペットショップ以外考えられないとのこと。
受け取る前にペットショップで検査したと言っていたのに・・・・。
点滴を受けて、薬を貰って自宅に連れて帰った。
嫁さんが早退して帰宅していて、体を温かくしてやるために、
二人でヒーターを買いに行き戻ってきた。
ヒーターをセットして、暖かくなったし、病院で点滴を受けたから、
取り敢えず大丈夫だろうとひと安心。
嫁さんは夕方から用事があると言うので、吉祥寺まで送って行って
そのまま僕は一旦、荻窪の秘密基地まで戻ることにした。
次女が帰宅する時間に、お迎えついでに、もう一度三鷹へ行こうと思って
久しぶりに晩御飯を作って、家でゆっくりと過ごしながら、
ウサギの下痢について、ネットで色々調べてみた。
購入先のペットショップの専属獣医師は陰性との事でも、
動物病院の検査ではコクシジウム卵が検出された例があると言う。
そのため検便は可能なら2-3回行うことを勧めている。
特に腸コクシジウム(Eimeria stiedai)に感染した場合は、
最も病原性が高く、激しい下痢、食欲不振を示す場合が多く、
子うさぎではコクシジウムで下痢が始まってからでは、
薬剤投与しても1週間位たたないと効果は表れなくて、
体力がもたず、死亡するケースが多いと書いてある。
何だか嫌な予感・・・・。
そうしたら9時過ぎに長女から電話があった。
帰宅して、誰も居ないから『ふぅ』を抱っこしようと抱き上げたら
目を開けたまま、すでに死んでいて、死後硬直している
と言う。
嘘だろう・・・・
昨日は元気で、夕方も大丈夫そうだから一旦帰って来たのに…
僕以上に、長女はかなりショックだっただろう。
次女の仕事が終わるのを待って、急いで三鷹へ向かった。
しかし、もう手遅れ・・・・
購入時に貰ったペットショップのチェックシートを見てみたら、
毛並やお尻の状態とか、外見のチェック欄は説明を受けて、僕がチェックしたが、
専属医師による寄生虫などの検査欄は説明もなく、僕もノーチェック。
結果的にやっていなかったのか?それすらも今ではもう後の祭り。
大手ペットショップのKジマだから、信用していたのに・・・・
しかも、引き取り後はいかなることがあっても責任を負わないと下の方に書いてあって、
その部分については説明を受けて、赤い線を引っ張ってあった。
あぁ…あの時、晩御飯なんかに構わず、ずっと自宅に居て抱っこしてやっていれば良かった。
少なくとも看取ってやれたでしょう。
たった一人で死なせてしまった事が、可愛そうでならない。
後悔、先に立たず・・・・
今はまさにそんな心境です。