最近、やりたい事が思うように出来ない日が多いですね。
この『思うように出来ない』と言うところがミソでありまして、
決して出来ないという事ではないのであります。
このブログを何度かご覧になって頂いている皆さんは、
『こいつ、やりたい事しかやって居ねぇじゃねぇか…』
と、思われる方が圧倒的だろうと思っています。
全く持ってその通り。
僕は若い頃から、ライブハウス、舞台音響、舞台照明をやったり、
叔父の所で珈琲問屋の修行をしたにも関わらず、勝手に辞めてしまい、
自動車整備士をした後に、設計事務所で電気設計の仕事を始めたり、
そのお陰で一部上場企業に入社出来て、定年まで勤める事が出来た。
その会社に入ってからも、特殊な仕事を任される事が多く、
仕事でも自分のやりたい事を貫いて、とにかくやって来た。
実は僕の人生は殆どが『運』が良かったお陰。
転職をする時も、何故か良い人に巡り合って良い方向に話が進んだ。
強いて言えば僕にお金や地位に対する『欲』が無かったからかな?
僕は興味を持った事が出来れば、お金なんてどうでも良かった。
逆を言えば、結果さえ出せばそう言ったものは後からついてくるもの…
そう思っていましたからね。
だから、ある人が僕を見ると『失うものが無いおぼっちゃま』に見えるでしょうし
『全く浮世離れしている』人間に見えるのかも知れません。
実際、失うものが無いから嫌な物は嫌だと言う。
会社にしがみ着くために『我慢』を強いられるくらいなら、辞めるつもりでした。
実際、定年まで辞めようと思った事が3回ありました。
最初は僕を買ってくれていた別の部署の上司が、引き取ってくれた。
その上司の元で、会社の看板商品を作る事になったのだから運が良いのですよ。
その上司が子会社の役員として異動となって、その後ガマが面倒くさかった。
それでまた辞めようと思ったら、今度もまた別の子会社の社長から拾われた。
その社長が退任した後に、また辞めようかと思う時期があったけれど、
定年退職まで2年だったので、生まれて初めて『我慢』して定年を迎えた。
僕は、単なる『我慢が出来ない奴』とはちょっと違う。
僕は自分の意に反した事に関しては我慢しないだけで、
それなりに葛藤して納得すれば、じっと我慢してきたのも事実です。
今はやりたい事が思うように出来ない。
これは、自分がやろうとしていない言い訳なんですよ。
正確に言うと、何かをやろうとする気力が湧いてこない・・・ですね。
仕事のストレスなんて無いはずなのに、実際には物凄くストレスが溜まる。
それで今が潮時だと思って、社長には話してあるのですがね…
定年後は『楽しく生きて行こう』と言う事だけしか考えていない。
年明けから、芝居の稽古が始まれば、今の気持ちも変わるかも?
楽しい人生にするためには、周りに流されず自分が動かないとね。
これがなかなか難しい。