『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

難敵攻略

2018年09月06日 | Weblog

テニスの錦織系や大阪なおみじゃないけれど・・・・。
今日は難敵に悩まされた一日でした。

今の僕の仕事は、いつも出回っている所長の代わりに事務所の運営をしながら、
電気回路の修理を一人でやっている毎日。
僕が修理を受け持つまで、単純に部品交換する業者に丸投げするだけだった。
誰も電気回路の知識がないから、業者に丸々修理代を持って行かれて、
会社には手数料はおろか全く儲けが無く、業者が丸儲けの仕事だった。

それで、少しでも金を稼ごうと僕が、修理を受け持つことにした。
やってみれば、一件当たり粗利益で6万円出る美味しい仕事だったのです。
しかも僕にとって、そんなに難しい回路じゃない。
ただ、回路図は有るものの、改造箇所の情報が無かったり、
動かしてみると、変な動きをする部分がいくつも出て来たり・・・・
何のことは無い、変な動きは正常な動き。
設計ミスした部分が、設計ミスした通りに正常に動いているのです。
設計者は『誤動作』と良く言うけれど、誤動作なんてものは実は無い。
『誤動作』は100%、それを予測できなかった設計者の設計ミスなのです。
そして、設計と言うのは得てして簡単なところからほころびが出るものなのです。

どんな使い方を想定して設計したのか?
リレーの接点が切り替わる時にACとDCが接触して周辺のパターンが焼けて居たり

トランスがきちんと止まっていなくて、輸送中に脱落。
長い板ナットを追加して固定したり・・・・
これも使用者の事や環境を考えていない、単純な設計ミスです。

今日の難敵はその設計ミスと、制作した作業者のダブルミスだった。
誤動作する場所を見つけて、部品を交換しては動作を確認する。
ところが今回は、直したはずの場所が別の変な動きをするのでした。
今回、色々探って居たら、スイッチが10回に一回程度の割合で、信号が出なかった。
スイッチの接点不良。交換して直った。
何度もON/OFFするような場所には不向きな耐久性のある部品じゃなかった。

パネルにあるコントロール用のつまみを動かしたら、最後の所で急に電圧が出なくなる。
ボリュームの摺動部分が劣化して、ゼロ付近で配線が切れていた。
これも交換して直った。これは想定外だった。

それでもう一度組み上げて、最終チェックに入ったら、なんと電線が外れている。
それも数本。
良く見ると圧着時に電線の芯だけ止めて、ケーブル自体を押さえていない。
これで何度も抜き差ししている間に、線が抜けちゃったらしい。
嫌な予感がしたので、全部の圧着部分を確認したら、すべての部分でそうだった…

作る人間が無知で、制作した当初はまともに動いていたのでしょうけれど
時間が経つと、振動等でそう言うところにほころびが出てくる。
結局、この仕事は予定より2時間遅れで修理完了。難敵でした。

悔しいけれど、次からチェックする項目を増やさないと駄目ですね。
いい勉強になって楽しいのですが、何だかちょっと楽しさが湧いてこない。
楽しくやるように色々やってはいるんですけれどね。

考えてみれば、僕は修理工をやりたい訳じゃないんだよなぁ・・・・

コメント
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