今週で2月も終わりです。
定年退職後、あっという間に3年が過ぎてしまいました。
僕の持論で『人は年齢のスピードで生きている』と言うのが有ります。
見方を変えれば『同じ距離を動くと短い時間に感じる』んじゃないかな?
子供の頃の1年は凄く長く、1年間で色々な事に遭遇し経験する。
同じ10年でも、幼稚園から中学校入学までの10年と、50歳過ぎてからの10年は
前者の方が凄くゆっくり長く感じ、後者の10年はまさに走馬灯のように過ぎた気がします。
『年齢のスピード』というのは、歳を重ねなてみないと判らない。
年寄りが昔の話をする時は、その思い出がついこの間のように感じているのでしょうね。
僕が子供の頃、昭和30年代にテレビで『コンバット』という戦争物の番組をやって居た。
ビック・モロー演じるサンダース軍曹、リック・ジェイソン演じるヘンリー少尉(小隊長)
を中心にした戦争アクションが格好良くて、戦争ごっこが遊びになって居た時代。
ところが、お袋は僕がその番組を観ているのをあまりよく思わなかった。
理由を聞いてみたら
『戦争が終わってまだ20年しか経っていないから、嫌な事を思い出す』と言う。
10歳の僕にしてみれば、『僕が生まれる10年も前の話じゃないか・・・・』だった。
逆に僕が今から20年前の事を思い出すと、その記憶はついこの間の事のように思う。
それくらいその当時、両親にとって戦争の記憶は生々しかったのだと思う。
定年退職した後、この3年間は昨日の事のように感じます。
前の会社に居た時の事が、ついこの間のように思えたり。
劇団に参加して、あっという間に13年。
去年の6月末にあった劇団公演からあっという間に時間が過ぎてしまい、
もう既に、次の公演の立ち稽古に入っている。
やりたい事を後回しにしている時間は無い。
そんな風に感じる、今日この頃です。