子供の虐待問題、良く耳にしますね。
酷い話だと思うけれど、逆に聞き慣れちゃってる部分もある。
実は僕も過去に嫁さんや子供に当たり散らした事がある。
その当時、娘たちは小学生で、何かというと喧嘩をしてうるさい盛りだった。
丁度その頃、僕は会社を辞めようかと思うほど仕事のストレスがピークだった。
今考えてみれば、定年退職の数年前に精神科に通った時と
同じような精神状態だった気がする。
寝ていても暑くて体温調節が出来ず、エアコンを効かせないと眠れず、
仕方がなく一人で別の部屋で寝るようになった。
子供が騒いだり、喧嘩したりするとイライラして子供に怒鳴りつける。
ゲームをやっていつまでも寝ないとなれば、ゲーム機を破壊。
子供が欲しがっていた2段ベッドも、どっちが上になるかで喧嘩になると
煩いので2段ベッドを破壊してしまったり、
子供が部屋に立て籠もったりすると、ドアを破壊・・・・
その当時家族は僕を『破壊王』と呼んでいたほど、その当時の僕は
一時の感情がコントロールできなくて、家族は震え上がっていた。
一回だけ、長女を布団の上に投げ飛ばしたことがある。
この時に嫁さんが激怒して、我に返った事を今も忘れない。
自分の子供に手を挙げたのはこれが最初で最後。
それでも、僕の心には『傷』のようになって今でも残っている。
長女の心はどうなのかな?
なんて、もう15年経った今でも、気になっている部分です。
それ以来、僕は家族の前では『馬鹿なオヤジ』『間抜けなオヤジ』で居る。
格好つけて父親らしくするのではなく、子供と同じように自然にいる。
子供の虐待問題は、親の問題だと思う。
そういう事をする人間は、何処か精神的な疾患があるのですよ。
育った環境がそうさせるのか、それとも社会がそうさせたのかは解りませんが
いずれにしても親に問題があって、子供が悲惨な目に遭っている。
ただね・・・・
自治体や児童相談所などの対応を問題にして、マスコミが叩くけれど、
いくら児童相談員の人数を増やしたところで、問題は解決しないと思う。
だから、マスコミに叩かれる児童相談所の方が気の毒になる。
マスコミは面白おかしく書いて、金になれば良いわけで、
綺麗事ばかり書いて、責任なんて無いですからね。
僕は自分が子供に手を挙げた時の事を、死ぬまで忘れないでしょう。