後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

私のつたない随筆を読んで下さる方々へ深い、深い感謝

2017年12月05日 | 日記・エッセイ・コラム
毎日、短い随筆を書いてネット上に掲載して来ました。2007年11月に始めたのでもう丁度10年間になります。
旅行に出た時は休みましたが、10年間毎日書き続けられたのは皆様がこの拙い随筆を読んで下さったからです。ネットのアクセス解析によると最近は毎日平均3000回くらいのアクセスがあります。これも皆様の温かいご支援があったお陰と感謝しています。深く感謝しています。
私は随筆の話題を出来るだけ広げるようにしています。国内でニュースになっている問題から国際問題など何でも取り上げてきました。
絵画や音楽のような芸術の話題、世界のいろいろな民俗文化や宗教の話題なども広い視野で出来るだけ客観的に簡明に書いてきたつもりです。
特に気を使っていることは読んで下さる方々が不快に思ったり、不愉快になるような書き方はしないように細心の注意を払ってきたつもりです。お読み頂いて、明るい気分になり、その日を幸せな気分で過ごせるように随筆の内容を考え、書き方も注意してきました。
例えば、問題が多く、書き方の難しい話題は宗教に関することです。
現在の日本人は一般的に宗教に関心が無く、宗教に関係する私の記事など読みたくない人も多いと思います。
かなりの日本人は宗教を憎んでいるかもしれません。お寺の法外な戒名料で怒っているかも知れません。ですから私の宗教を擁護するようなニュアンスの随筆を読んで不愉快になる人もいるかもしれません。
そこで私が宗教を擁護する随筆を掲載する時には、その中に次のような意味のことを書きます。
・・・人はそれぞれです。宗教を信じなくても信じても、どちらでも良いのです。第一、宗教を信じていない人の方が人格者だったということをしばしば経験します。宗教は人間の人格を良くするということでは全く無力です。しかし私は宗教が好きです、私の趣味のようなものです。・・・
このように宗教を趣味と書けば、読んで下さる方も「趣味なら仕方がない」と黙認してくれます。それで良いのです。宗教は絶対に他人に強要すべきではないのです。そして趣味なら四国の遍路の観光にでも行ってみようと思う方もいるかもしれません。奈良のお寺めぐりでもしてみようと思うかも知れません。それで私は満足なのです。
さて私は日本の文化に誇りを持っています。そこで日本の文化を深く理解するために仏教とキリスト教の比較を書きます。そうすると仏教を基盤にした日本民族文化が簡明に描き出されます。少なくとも日本民族文化の一分野が明快になるのです。
このように私の随筆は自分の勝手な思い込みに満ちたものです。それにもかかわらず、お読み下さっている方々へ感謝しています。本当に深く感謝しています。
そこで毎回、随筆の末尾に次のような祈りの文章を書きます。
『それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)』
このような表現は10年ほど前に読んだある中年の女性の方のブログの真似なのです。
その方は「四つ葉のクローバー」が好きで、それを育てながら、世界中の「四つ葉のクローバー」を調べ、その事をブログに書いていました。その話題だけのブログでした。
そして記事の末尾に、『貴方も「四つ葉のクローバー」を探して今日も幸せになって下さい』と書いてあったのです。
そのブログの名前はクローバーの学名のTrifolium repensから『トリフォリューム』といってました。
私は読んでくださる方々への感謝の気持ちを表現するためにこの『トリフォリューム』の末尾の文章を真似することにしたのです。
この私が真似をしたトリフォリュームというブログはその後間もなく無くなりました。現在ある幾つかの「トリフォリューム」という名前のブログは別のものです。
このようにして私は拙い随筆をお読み下さる方々へ感謝しているのです。10年間、毎日感謝しているのです。

そして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)


今日の挿し絵代わりの写真は前から順に2枚は東京都清瀬市立金山緑地公園と後の3枚は都立小金井公園の今年の紅葉風景です。










貴乃花親方の不可思議な行動は宗教を信じる人には自然に思える

2017年12月05日 | 日記・エッセイ・コラム
貴乃花親方はよく、「誠心誠意相撲道に精進して自分を磨きたい」というようなことを言ってます。相撲道に精進していれば八百長や星の譲り合いはもってのほかで、現在の相撲道から断固排除しなければなりません。
貴乃花親方にとっては相撲道とは神仏に対する篤い信仰を示す一つの方法なのです。日本古来の神仏混淆の神仏に対する信仰と相撲が一体化しているのです。
分かり易く説明します。
昔は神社の境内で相撲がありました。そこで相撲をとっている力士には2通りの考え方があります。給金を貰うために相撲をするという考えの力士がいる一方で、相撲を神に捧げるために相撲をすると考える力士がいます。
貴乃花親方は相撲を神に捧げるために精進しているのです。
そして彼の信じる宗教は神仏混交の自然宗教、言い換えれば日本古来の原始宗教の一つなのではないでしょうか。
貴乃花親方の不可思議な行動は全てこの信仰にもとづいているのです。
記者がどんな質問をしても沈黙を守ります。相撲協会の理事たちの説得にも耳を貸そうとしません。宗教的信念を持っている親方は微動だにしません。信じれば強いのです。
親方の背後には仏教の僧侶と神道関係者がついているようです。
さて、白鵬をはじめとする力士達や他の理事の親方達は相撲を神に捧げるために精進しているでしょうか? 甚だ疑問です。
ところが貴乃花親方は相撲を神に捧げるために精進しているのです。
これでは喧嘩になるのは当然です。
このように書けば貴乃花が正しくで、白鵬をはじめとする力士達や他の理事達は間違っているという感じになります。
しかし私はそのように主張する気持ちは毛頭ありません。
第一、貴乃花もいけません。信心は個人のものです。貴ノ岩や他人に強要することは絶対に避けるべきです。
ましてやモンゴルの力士や相撲興行が盛んになるように努力している他の理事たちに強要すべきではないのです。
どんな宗教でも狂信すると周囲に不幸な人々を作ってしまうのです。宗教とは人をより幸せにするものなのです。不幸な人々を作ってはいけません。
現在の相撲協会には、あるいは悪い体質があるかも知れません。
それを貴乃花親方の一途な宗教心で改めようとすることは間違っています。
しかし一方、最近の白鵬も思い上った行動が目立つようになりました。以下は過去の優勝回数です。
1位 白鵬 40回、2位 大鵬 32回、3位 千代の富士 31回、4位 朝青龍 25回、5位 北の湖 24回、6位 貴乃花22回、以下省略。
白鵬は大鵬を尊敬し、大鵬の32優勝の記録に達するまでは実に謙虚で立派でした。こんな人格者は珍しいと称賛されていました。機会あるたびに大鵬を尊敬していると称賛していました。
いきなり個人的な話で恐縮ですが、北海道の弟子屈のそばの温泉に泊まったとき大鵬の記念館がありました。相撲通の家内が目を輝かせて大鵬の素晴らしさを説明しながら館内を案内してくれました。成程、白鵬が尊敬する筈だと納得した記憶があります。
ところが最近の白鵬は大鵬の話をしなくなりました。そして立ち合いではいきなり張り手をして相手がひるんだ隙に差し手をします。肘でカチあげ、猫だましもダメ押しもします。禁じ手ではありませんが実に品がありません。横綱としての品格が無いと、家内は15日間嘆いていました。
そして地方巡業に貴乃花親方が行くならボイコットすると公言したのです。
白鵬は相撲界の権力者になったのです。権力を握ると人間が変わるのです。白鵬の勝手な行いは今後も続くでしょう。
それは人間として普通なことで驚くには値しません。
しかし貴乃花親が相撲道を神仏に対する篤い信仰活動と信じていることは最近の相撲界には無い非常に珍しい現象です。
ですから今後も注目して行きたいと思っています。

今日の挿し絵代わりの写真は非常に不思議な神仏混淆をしている妙厳寺とその背後にある豊川稲荷の写真です。とても妙な混淆ぶりなので、ご興味のある方は是非、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E7%A8%B2%E8%8D%B7 をご覧下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)