梅雨です。毎日鬱陶しい天気が続きます。こんな季節には晴れ間に思い切って旅にでると気持ちが晴々するものです。
そこで今日は古墳と美しい蓮の花の町、行田への旅にお誘いします。行田は北関東にある小さな城下町です。
東京の都心から約90km、東北高速道路の加須ICを出て、西へ行くと、埼玉県の城下町、行田市に着きます。
少し遠方なので行く人も少ないのですが、そこには5世紀から7世紀に作られた巨大な古墳群があり、その近くには「古代蓮の里公園」があります。天守閣を再現した行田城もあります。
東京から車で日帰りの観光地として心からお薦めしたい場所です。
関東地方にこんな大規模な古墳群があるとご存知無い方も多いと思いますので簡単にご案内いたします。
まず行田市に5世紀から7世紀に作られた古墳が9個も集中してあるのです。
1番目の写真は行田にある巨大な前方後円墳や円墳の航空写真を示します。
写真の出典は、https://www.city.gyoda.lg.jp/41/03/10/kyoiku/iinkai/rekisi/sekaiisan.html です。
2番目の写真は小生と家内が2008年6月7日に撮影した古墳の写真です。
これらの写真は、埼玉(さきたま)の古墳時代に強大な王国が存在したことを示しています。
出土した、見事な細工の金属製馬具や装飾品の展示館もあり、5世紀終わりから7世紀はじめに作られた古墳から出たその他の副葬品が展示されています。
その金属製の馬具や飾りを見てハッとしました。1983年頃、小生が韓国、慶州で見た古墳からの出土品とあまりにも似ているのです。素人の気安さで言えば、埼玉の古墳を作った人々は韓国、慶州から渡ってきたようです。高麗という地名も埼玉南西部に現存すくらいですから。
それはさておき、この古墳群の近所には蓮の花の綺麗な公園もあります。「古代蓮の里公園」です。10万株、世界中の蓮の花を集めています。以前に3,4度訪れたことがあります。下に2008年6月7日に寄って撮った写真を2枚示します。
3番目の写真は行田にある「古代蓮の里公園」です。
4番目の写真は「古代蓮の里公園」に咲いていた蓮の花です。
今年の開花状況は、https://iwalkedblog.com/?p=31292 に出ています。
この公園では蓮の花だけでなく、広大な芝生と高い展望台も楽しめます。
都内の公園とは異なり、展望台は建物に取り囲まれていません。ですから周りの水田が見渡せ、その先には日光連山まで見えます。
5番目の写真は行田市の中心にある美しい行田城(忍城)です。この写真も2008年6月7日に寄って撮った写真です。
行田市は東京から日帰りで観光旅行に丁度良い所と思います。東京の人は行田にあまり観光に行きませんが隠れた観光名所名所です。大きな無料駐車場もあります。お誘い合わせの上、一度お出かけになって下さい。