後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「梅雨が明ければ海遊びの季節!海とヨットの風景写真です」

2021年06月16日 | 写真
鬱陶しい梅雨が早く明けるようにと多くの人が願っています。梅雨が明ければカラッとした青空の夏です。海遊びの季節です。
梅雨が早く明けるのを祈りながら海とヨットの写真をお送り致します。

1番目の写真の出典は、https://www.mg-biwako.jp/school/ です。

2番目の写真の出典は、https://www.pinterest.jp/pin/757308493569786723/ です。

3番目の写真の出典は、https://www.pakutaso.com/20110748196post-387.html です。

4番目の写真の出典は、https://pictkan.com/photo/traffic/ship/%E7%B6%BA%E9%BA%97%E3%81%AA%E6%B5%B7%E3%81%A8%E3%83%A8%E3%83%83%E3%83%88/k8X です。

5番目の写真の出典は、https://dicksimonyachts.com/143-boats-for-sale-in-ventura-harbor です。

「香港の民主主義は死んだ、北京の共産党独裁になった」

2021年06月16日 | 日記・エッセイ・コラム
香港はアヘン戦争後、1842年に大英帝国の植民地になったのです。第二次大戦で日本の占領地になりましたが、戦後は中華民国に返還されずにイギリス統治が再開され、1997年まで続いたのです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF )
そして1997年に香港はイギリスから中華人民共和国に返還されます。そして一国二制度の原理の下で民主的な政治が行われていました。
一国二制度とは中国の一部である香港に中国本土とは異なる民主主義の制度を適用することです。1997年7月に返還された香港に対し、中国は外交・防衛を除く分野で高度の自治を50年間維持すると約束したのです。香港では中国本土では認められない言論・集会の自由や通貨やパスポートの発行権を持つというのです。
しかしこれは空証文的な宣言のように誰の目にも見えました。
1997年の返還以来、北京の共産党は陰に陽に香港の民主主義を圧殺するような政策をとって来ました。
最近は香港の自由を求める街頭デモも禁止され民主化運動の指導者もつぎつぎ逮捕されています。逮捕者は1万人以上です。
香港の民主主義は死んだのです。北京の共産党独裁の軍門に下ったのです。
それはさておき香港の風景写真と一昨年の香港の街頭デモの写真をご覧下さい。

1番目の写真は高層ビルの林立する香港の風景です。

2番目の写真は如何にも昔の中国らしい繁華街の風景です。

3番目の写真は香港の住民の90%の華人のお寺です。仏教と儒教が主な宗教なのです。

4番目の写真は大きな仏像です。香港の人々の仏教への信心ぶりを示しています。

5番目の写真は2019年6月16日の街頭デモです。刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする香港政府の「逃亡犯条例」改正案に反対するデモ行進です。

6番目の写真は同じ6月16日の街頭デモです。16日のデモは100万~150万人が参加したとされる1989年の天安門事件に対する抗議デモを上回り、過去最大級のデモとなったのです。1週間で2度も大規模デモが行われるのは極めて異例で、香港市民の自由を守る強い民意が証明されました。

7番目の写真も同じデモの風景です。デモの出発点となった香港島のビクトリア公園には、午後3時の出発前から市民が続々と集結します。公園内に入り切れなくなりデモは予定より約20分早く始まったのです。
 大通りの全車線を埋めたデモ隊は、立法会(議会)や政府本部が集まる香港島中心部までの約3キロを行進します。到着地点付近の幹線道路には大勢の人があふれ出し車両が運行できない状態になったのです。デモ行進は同日深夜まで続きました。

ここで写真の出典を明記していきます。
1番目の写真から4番目の写真の4枚の写真の出典は、香港のWikipediaの、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF です。
5,6、7番目の3枚の写真の出典は、朝日新聞デジタルのhttps://www.asahi.com/articles/ASM6J55GJM6JUHBI00D.html です。

これらの写真で示した香港の街頭デモが民主主義運動のピークでした。このような大規模なた香港の街頭デモは最近は消えてしまったのです。そして民主化運動の中心的人物がつぎつぎ逮捕されたのです。デモ関連の逮捕された者は1万人以上と言われて居ます。(https://www.asahi.com/articles/ASP496GZ8P49UHBI01F.html )
逮捕された者の代表と1人と見られる周庭氏が一昨日刑務所から出所しました。何か不当逮捕を抗議する宣言があると思われましたが周氏は支持者や報道陣に迎えられても無言で友人の車に乗り込んだのです。「ゆっくり休みたい」が唯一の発言でした。香港の民主主義を圧殺されたのです。
さて考えなおしてみると香港の一国二制は初めから砂上の楼閣でした。1997年の香港返還以来24年で香港の民主主義は死んだのです。北京の共産党独裁の軍門に下ったのです。
香港は西洋植民地の最後の牙城でした。早晩消えるのは歴史的な必然でした。それにしても共産党独裁とは困ったものです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)