岡本太郎は日本が世界に誇れる実に独創的な芸術家です。私は彼の絵や造形が大好きです。好きな人の作品をブログでご紹介することは楽しい作業です。
岡本太郎美術館は川崎の西端にあって近いので何度も訪れました。まずその美術館に展示してある彼の作品の写真をご覧下さい。
岡本太郎は1911年に生まれ、1996年に85歳で亡くなりました。19歳でパリに行き、10年間フランス生活していました。しかし第二次世界大戦勃発で帰国し、召集され4年間中国戦線へ行きます。捕虜になり1年の捕虜生活のあと帰国しました。その後、縄文土器に感銘し、そのルーツを求めて日本各地や沖縄、韓国を訪問しました。ユーラシア大陸、シベリヤ、韓国、沖縄、日本と脈々と続く民族文化の根底を検証しました。それで私は彼のことを「縄文芸術家」と思っているのです。
1996年の死後、太郎の養女の敏子さんが川崎市と熱心に相談して1999年に市立美術館として多摩区の生田緑地公園に岡本太郎美術館を開設しました。館内には岡本太郎の抽象画の大作や造形が数十点展示されています。私は家内と共に10回以上も訪ねていますが、見る度に新しい感動を受けるのです。エネルギーを与えられたような気持ちになります。帰途の景色が輝いて見えます。
企画展も並行して開催されています。ある時、「岡本太郎が見た韓国」展がありました。1964年と1977年の2度の韓国旅行の報告でした。岡本太郎は日本の民族文化の根源が韓国、シベリア少数民族、そしてさらにペルシャまで続いていることを指摘していました。そんな韓国の写真展でした。この写真展を見ながら、彼がフランス滞在中にパリ大学の民族文化関係の学科に在籍していたことを思い出しました。
美術館には瀟洒なレストランもあり、ゆっくり昼食を楽しめます。館内には売店があり絵葉書や太郎ゆかりの品を売っています。
川崎市立岡本太郎美術館の詳細は、URL;http://www.taromuseum.jp に御座います。
その時の日記です。よろしかったらご覧になって下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/choujumura/diary/200607080000/
「岡本太郎美術館」・・・一度行ってみたいと思っています。
※ブログの紹介ありがとうございます。
いつも感謝しています。。
拝見しました。この岡本太郎の大作は、ピカソのゲルニカという絵を連想させます。
ピカソがヒットラー空軍に爆撃された母国、スペインのゲルニカの惨状を描いた抽象画です。
それにしてもmika さんは日記を精力的に書いていらっしゃいますね。
最近の鎌倉紀行日記もよかったですね。
コメント有難う御座いました。
草々、藤山杜人